ウルフギャング・ヴァン・ヘイレンが語る、不滅のロック愛

ウルフギャング・ヴァン・ヘイレン

Mammoth WVH(マンモス・ダブリュー・ブイー・エイチ )のデビュー・アルバムがとても興味深い。このアーティスト名にすぐさま反応するのはヴァン・ヘイレンの熱心なリスナーたちだろう。

Mammothというのはアレックスとエディの兄弟が70年代に組んでいた、ヴァン・ヘイレンの前身にあたるバンドの名前でもある。そして、WVHという3文字が示すのはウルフギャング・ヴァン・ヘイレン。ご存じのとおり、彼の父親であるエディは昨年10月に他界。ヴァン・ヘイレンの歴史においては二代目ベーシストにあたるウルフギャングは、その最愛の父に捧げる楽曲として11月には「DISTANCE」という楽曲を発表し、それが彼自身にとってのソロ・キャリアの出発点となった。



それから約半年を経て、この6月11日に発売を迎えるのが『Mammoth WVH』というセルフ・タイトルのアルバムだ。ウルフギャングはヴァン・ヘイレンのライブ・ステージにおいて、ベース演奏のみならずバッキング・ヴォーカルでも大いに貢献していたが、実はマルチ・プレイヤーでもあり、この作品においてもヴォーカルとすべての楽器演奏を自らこなし、楽曲的には実に多様でありながらも“ロック”としか呼びようのない音楽を体現している。

今回は、そんな記念すべきデビュー・アルバムに際し、ウルフギャング自身がメールを通じてのインタビューに応えてくれることになった。アルバムに関しての質問中心でという条件付きで。当然ながらこれは今も心の傷が癒えているはずもない彼を気遣っての配慮なのだろうし、アルバムに関係ないことにばかり質問が集中することを避けるための手段でもあるのだろう。ただ、もちろん筆者自身にもそうした話を聞きたい気持ちはあったが、去る3月に30歳になったばかりの、この才能あふれる若きアーティストの実像に触れたいという欲求がそれを上回ったことを認めなくてはならない。

そして面白いことに、こちらがメールで送った質問に対し、ウルフギャングは音声で回答してきた。そのこと自体が、今現在の彼が伝えたいことをたくさん抱えている事実を物語っているようにも感じられる。以下は、そうした変則的なやりとりをもとにしたものである。

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