Adoが語る、歌い手の衝動「孤独は悪いものではない」

Ado



孤独を感じる部分は今も多い

―「踊」もそうですが、Adoさんの曲には「ロンリー」や「孤独」というワードが入っていることが多いですよね。孤独を抱えながら生きてきたという実感がありますか?

Ado そうですね、ありますね。孤独の種類はなんとも言えないんですけど。歌い手を始めたときも一人で、誰かがサポートしてくれたり一緒に活動してくれたというわけではありませんし、寂しいなって思うところもあったり。あとは、ありがたいことに今こうしていろんな方々に自分を見てもらえていますが、友人たちは自分と同じ立場にいるわけではないので、自分の具体的なことをすべて伝えようとしても難しいところがありますし。そういった面では、今、私は孤独だなって思う部分が結構あります。それは友人たちが悪いとかではないですし、ただ個人的な想いなんですけど。孤独を感じる部分は多いです。

―アーティストが抱える孤独感は特殊なものであるとも思いますし、でもどんな人間も、自分が内側で抱えている孤独は人に話してすべて理解してもらえるものではなかったりしますよね。先ほど「どんなパーティをイメージしましたか?」と聞いたのは、「踊」という曲は、リアルに人が集まるダンスフロアを表現してるだけでなく、Adoさんの曲の中や動画サイトなどの場で繋がることも描かれているなと思ったからで。

Ado そうですね。孤独でつらいと感じている人って私だけではないと思いますし、多分、いろんな孤独を感じている人が多いと思うんです。そういった方たちに孤独を共有する、といいますか。そういった気持ちを共有できるという意味では、孤独は悪いものではないのかなとも思います。

―Adoさんはこの春に高校を卒業されましたが、こうやってメジャーデビューして大人たちと一緒に仕事をするようになった今、社会に対するイメージや関わり方に何か変化はありましたか?

Ado 自分がいる立場って、多分、普通の社会人とは全然違うと思うんですけど。いろんな人に見られるようになったので、一つひとつの発言がすべて大事になってくると思っています。気をつけないと誰かをすごく悲しませたり傷つけたり怒らせてしまったりするなって。あと、いろんなメディアから世間にAdoの名前が出ていると思うんですけど、それって私一人の力ではなくて、周りにスタッフさんや応援してくださる方がいらっしゃるからなので、その人たちの顔に泥を塗らないように、その人たちを傷つけないように、ということはすごく心掛けています。

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