登坂広臣が語る、華やかな表舞台で見つけた自分の「使命」とは?

登坂広臣(Photo by ティム・ギャロ)

三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの登坂広臣は自身がプロデュースするプロジェクト「CDL entertainment」を本格始動させ、ØMI(オミ)名義で4曲入りのEP『ANSWER...  SHADOW』をリリースした。

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昨年のインタビューで、自分が「月」だとすると、LDHはHIROさんが作った光り輝く「太陽」であり、その中で自分なりの新しいエンタテインメントを追求したいと語ってくれた登坂。その場が「CDL entertainment」であることは間違いない。同プロジェクトではソロ活動の他、登坂が新たにアーティストを育成・プロデュースすることも視野に入れているとのこと。LDHエンタテインメントの遺伝子を継承しつつ、LDHのルーツでもあるカルチャー(ダンスカルチャーやストリートカルチャー等)の美学も体現できるアーティストが登坂広臣である。そんな彼がØMIとして発表した『ANSWER… SHADOW』。アンビエント系のR&Bやトラップ・ソウルの空気感を漂わせた甘美な曲の数々。J-POPという枠から解き放たれた新たな姿がここにはある。

―去年のインタビューでは、コロナ禍の前に開催したドームツアー(「LDH PERFECT YEAR 2020 SPECIAL SHOWCASE RYUJI IMAICHI / HIROOMI TOSAKA」)の中で次にやりたいことが見えて、そしてコロナ禍の状況になってからは考える時間もできて、今はそれをどうやって世に出そうか考えているし、モチベーションもすごく高いと話してくれました。その時に言っていたことを正しく有言実行というか、作戦の成果がしっかり出たんじゃないかなと思うんですけど、ご本人的にはいかがですか?

前回インタビューしていただいた時には、「ANSWER… SHADOW」と「Can You See The Light」はほぼほぼ出来上がっていて、それが、本当にようやく……本当は昨年出す予定ではあったのですが、ようやくこういう形で世に発表できました。普段楽曲を作る時、キックとかビートはヒップホップで……とかメロディはR&Bのこういう感じで……とか、そういう話から作っていたりするんですけど、「ANSWER.. SHADOW」という曲に関してはジャンルの話は一切しないで作ったので。作った僕らですら「これ、ジャンルなんだろうね?」みたいな楽曲になりました。基本はトレンドのサウンドをどんどんやっていきたいという思いは、未だに変わらずあるんですが、でもそういうジャンルレスというか、伝えたいメッセージや世界観が自分の中で決まっていたから、1年前に完成していた「ANSWER… SHADOW」も自信を持って世に発表できるなと。

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