BiSHモモコグミカンパニー、YouTuberパーカーと語った「ぼっち」の哲学

左からモモコグミカンパニー、パーカー(Photo by Kana Tarumi)



「正解の動画」とは?

モモコ:動画のコメント欄だけではなく、InstagramとかSNSでいろんな反応がわかるじゃないですか。自分のためにやって反応が悪い場合もあるだろうし、逆に視聴者さんに合わせた方が反応がいい場合もあると思うんです。そういう状況だと迷いが生じやすい気もするんですが、パーカーさんにとって自分の中の「正解の動画」ってどういう動画なんですか?

パーカー:いい動画って、大きな感動とかじゃなくても、相手に考えさせるというか、心を動かすものだと思うんです。それは動画に限らず本もそうだと思うんですけど。

モモコ:朝マックの動画(「朝マックすら注文できないコミュ障ぼっち大学生」)の再生回数、凄いですよね。



パーカー:再生回数が多くて、なおかついい動画ができたっていう時もあれば、再生回数多いけど、自分的にはあんまり……っていうものもあるので、数字を指標にするというよりは、自分なりの納得感の方が大事ですね。YouTubeに動画を出してる以上、数字があった方がいいのは間違いないんですけど。僕は人と喋ること、自分の考えを相手に伝えるのが苦手だから、こうして一人でやってるんですけど、モモコさんはBiSHで活動していてファンの方に自分の考えを伝えたりしなきゃいけない場面って出てくるじゃないですか。

モモコ:ありますね。

パーカー:そういう時って難しいなって思いますか?

モモコ:そうですね。歌でもダンスでもなんでも、何かを伝えるのってすごく難しい。6年やってきて、今もやっぱり緊張します。でも私は書くのが一番伝わりやすいなって思ったりします。

パーカー:モモコさんは書くのもそうですし、作詞もされてるじゃないですか。伝えるっていう意味でいうと、自分的には難しいなと思うポイントが二つあって。一つは伝える内容。そもそもそこにちゃんと価値があるかどうか、内容的にちゃんとしているかどうか。次にそれをどういう言葉選びで伝えるか、どんな表現だったら伝わりやすいかってことで。

モモコ:確かに。

パーカー:自分で本を書いた時はそのへんですごく悩みましたね。

モモコ:私の場合、本に関しては意外とスラスラ書けたものが多いんですけど、ライブの最後に話すときとかは、めちゃくちゃ時間がかかりました(笑)。3分以内に収まるように書いて、ボイスメモで自分の喋りを録って、それを聞き直して何度も練習したり……。あと私がパーカーさんの動画を見て思ったのは、すごくポジティブだなってことです。出来事の大小問わず、毎回面白い。ぼっちでただネガティブな感じだったら、たぶんそんなにみんな注目してなかったんじゃないのかなと勝手に思ってて。動画で料理や部屋の掃除をよくされるじゃないですか。その時も「失敗しても大丈夫です」ってよく言ってるなって思ってて。自分でポジティブだなとか思ったりしますか?





パーカー:自分はそもそも適当すぎる人間で、料理に関しても、作るのに失敗したり、めっちゃこぼしたり、汚したりしてもどうでもいいやと思っちゃうんですよね。あと、ネガティブになった時にそこからどうやって前を向けるかっていうのはすごく大事だと考えていて。自分が今どうしてネガティブなのかってことから逃げない。そこを頑張ったらむしろラクになるので。


Photo by Kana Tarumi

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