Juice=Juiceが語る、実力派と言われる「歌」をメンバー目線で徹底解説

段原瑠々と植村あかりの「歌」

―なるほど。では続いて、瑠々さんについてお願いします。

金澤 瑠々は誰とでも相性がいい声で、誰と歌っても邪魔をしないけど、しっかり存在感がある歌い方。でも瑠々はその曲の大事なパートでは情熱を解き放っているんですけど、意外とユニゾンだと遠慮してるのかなと思うことがたくさんあって。

段原 あはは!

金澤 「あれ? 瑠々っていつもソロのときは声大きいのに、みんなに合わせてくれてるのかな?」って。瑠々はすごく気を使ってくれる子だから、Juice=Juiceの邪魔をしないようにって悩んでたらどうしようって心配もしていたんです。全然そんなこと思ってないのに。でも、最近になってまた前に出てくれるようになったので、ダンスも含めてパフォーマンス面でグループを引っ張ってくれる存在だなと思います。


段原瑠々(Photo by Rika Tomomatsu)

―実際のところはどうなんですか?

段原 遠慮をしているというよりは……なんて言うんだろうな、私がJuice=Juiceに加入したときの5人の先輩方が本当に素敵だったので、その曲を自分が歌うとなると緊張するんですよ(笑)。

金澤 緊張なんだ!? あはは!

段原 なんか、5人のときのユニゾンが私の中に残っていたので、(自分の声が入ることで)違う曲になってしまうなって。まあ、違う子が入れば違うふうにはなるんですけど、だけど……ガクガクと緊張はしてましたね。

金澤 え~、瑠々が緊張するなら私たちはどうすりゃいいの!? って感じですよ!(笑)

段原 自分がメンバーとして初めて参加した曲は「Fiesta! Fiesta!」(2017年8月デジタルリリース)だったんですけど、既存曲のソロパートをもらった時は「もらったからにはがんばらないと」と思いましたし、マネをするというよりは自分なりにがんばって歌わなきゃという感じでした。



―今はどうですか?

段原 体制が変わったことで歌割りもガラッと変わったし、新メンバーも入っていろんな声が入ってきたので、もともとのJuice=Juiceというよりは、新しくやっていけたらいいなと思っています。なので、「引っ張っていきたい」じゃないですけど……「中心になりたい」ということでもなくて……なんて言うんだろうなあ……みんながやりやすいようにやっていけたらいいなと思います。

―引っ張っていっても、中心になってもいいと思いますよ。

金澤 うん、是非そうなってほしい。

段原 がんばります!

―では、次は植村あかりさんについてお願いします。

段原 私が加入した直後は植村さんと一緒に歌うパートがすごく多くて、その頃から植村さんと声の相性がいいと思っていたし、当時のマネージャーさんからもふたりで歌ってるパートが好きだって言われたことが印象に残っています。植村さんは私とか里愛ちゃんと一緒の声質だと思います。

―相性の話がよく出てきますけど、ソロパートよりもユニゾンが気になるんですね。

井上 意識してるかもしれないですね。

段原 ソロパートは割と好き勝手にできるというか、どう歌ってもいいんですけど、ユニゾンは「どう聞こえてるかな?」ってお互いに合わせる意識が強くなりますね。玲音ちゃんが加入したときも「玲音ちゃんとのユニゾンはどんな感じになるかな?」ってけっこう気になってました。

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