黒人ドライバーを射殺した警官が殺人罪で起訴 判断ミスか意図的な武力行使か

ライト氏の親族側の検事であるベン・クランプは「私たちはドーンテさんのために正義を追求する地域の担当検事に感謝の意を表したいと考えていますが、例え有罪判決が下ったとしても失われたドーンテさんは戻ってこないのです。これは事故ではなく、意図的かつ違法な武力の行使に他なりません。黒人が車を運転したことが死刑という結果につながったのです。勤続26年になるベテランの警察官は当然、実銃とテーザー銃の違いは理解しており、キム・ポッターは、ドーンテさんの軽微な交通違反に対し処刑という判断を下したのです。ドーンテさんの命は、ジョージ・フロイドやエリック・ガーナー、ブリオナ・テイラー、デヴィッド・スミスたちの失われた命と同様に意味するものがあります。しかし、キム・ポッターは彼の命を奪いました。私たちの国に、意義ある変革を起こす時が来ています。私たちはドーンテさんとその家族、そして全ての抑圧されている有色人種のために正義を貫こうとしています。そして、警察組織と正義における意義ある改革が行われ、真の平等が手に入るその時まで、私たちは消して止まることはありません」と、声明を発表した。また、ポッター側の検事はすぐには返答しなかった。

4月13日(火)、ポッター氏とギャノン署長はブルックリンセンター警察を退職した。ドーンテ氏の死に抗議するデモ隊らが連日押し寄せ、州警察により催涙弾やゴム弾を用いた鎮圧行動がとられた。数名のデモ参加者らにより、花火が打ち上げられたり、水入りのボトルが投げつけられたりしたようだ。

From:Cop Who Shot Daunte Wright Charged With Manslaughter

Translated by Kazuhiro Ouchi

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