アルファレコード元ディレクターとともに1980年代の作品を振り返る

翼をください / Asiah、大村真司、林一樹、村井邦彦 他

田家:作詞・山上路夫、作曲・村井邦彦。オリジナルを歌ったのは赤い鳥。お聴きいただいたのは、小坂忠さん、小坂さんの娘・Asiahさん、ギタリスト大村憲司さんの息子・大村真司さん、ドラマー林立夫さんの息子・林一樹さん、村井邦彦さん、紙風船。そして先日亡くなった村上"ポンタ"秀一さんが演奏されていました。赤い鳥はプロになるのを渋っていましたが、村井さんがロンドンまで出向いて「プロにならないか」ということで始まりました。上京してきた赤い鳥のファミリーには、村上"ポンタ"秀一さんや瀬尾一三さんもいました。さて、アルファミュージックが残したものってなんだったんでしょうね?

有賀:今回は出てこなかったんですけど、ハイ・ファイ・セットの山本潤子さんはアルファにものすごく貢献した方です。それで、旦那の山本俊彦さんが亡くなってから潤ちゃんはしばらく声が出なくなっちゃったものですから。残念ながら、このパーティには参加していませんけども。ハイ・ファイ・セットがここで語られていないのが残念ですね。いっぱいいい曲があるんですけど。

田家:有賀さんはもし村井さんにお会いになっていなければ、今のようにニューヨークで音楽を作ったりしていなかったですか?

有賀:そうですね。やはり、彼から得た部分は多いんでしょうね。僕が何も知らないところからプロデュースを始められたのも彼のおかげですし、僕もアルファの仕事ができるようになってからは少しは役に立てたんじゃないかと思います。教えてもらったことは大きいですね。ですから、今のプロデュースの仕事ができるようになったと思います。

田家:有賀さんに、ありがとうと言う人がたくさんいますね。ありがとうございました。

有賀:ありがとうございました。


有賀恒夫(左)と田家秀樹(右)

Rolling Stone Japan 編集部

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