止まらない横浜勢、Leon Fanourakisが仲間とブチかましたツアーファイナル

定刻を5分ほど過ぎた頃、暗転したステージに獅子舞の唸り声と映像が流れると、「ぶち上がろうぜ! LIQUIDROOM!」と獅子舞の如く叫びながら、Leon Fanourakisが勢いよく登場。「NO LIGHTS 灯を消したらすぐさま おっ始めるから」という最初のバースが、日の入り時刻を過ぎた開演時刻、そして、パーティーのように客が飛び跳ねるライブのスタートにぴったりである。「楽しめそうですかSHISHIMAI TOUR!! ヤバイね、ヤバイね! ヤバイね‼︎」と、Leon Fanourakis自身もついに迎えたツアーファイナルへの興奮が高まりきっているようだ。「こんなもんじゃすまねえだろお前ら!」と続けて「What did you say!?」、「HOT SAUCE」、「KIMEROYO」と最新アルバム『SHISHIMAI』からの曲を惜しげなく披露していく。特に「KIMEROYO」では、会場一人一人を睨むような危うさと気迫、強い意志を持ったフロウが感じれ、会場を盛り上げるに十分なビート溢れるミックスのトラックに、観客たちは理性など振り払って跳ねていく他ない。


Leon Fanourakis

「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」の感染予防のガイドラインに従った公演であるため、Leonからも「皆めっちゃ良い感じじゃん。今日皆ここに集まってくれて本当にありがとう。でもご時世は色々ヤバイっぽいから、ちゃんと(足元の)枠の中で遊んでほしいぜ。その枠の中は自由に暴れまわっちゃっていいわけ。見せてくれよ。いける? やれる⁉︎ そういう感じで楽しもうぜ!」と、会場を諭しながら盛り上げていく。より高みを目指すスケールのデカさを歌った「YORI DEKAKU」を続けて披露し、場内の熱量はジャンプやハンズアップなどを通して終始冷めることはなかった。

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