ー収録曲でもPPT Online Studioで仕上がった「SO YOUNG」と「Rodeo」が収録されています。「SO YOUNG」は若さで突き抜ける勢いのある曲だと思うんですけど、デモと比べてもBPMやイントロのリフも変化してましたね。
岩渕:「SO YOUNG」はEPに入れることを悩んだ時期もあって。やっぱり青すぎる、ポップ過ぎるんじゃないかなという印象があったんですよ。もっと渋いEPにしたほうがいいんじゃないかな、と悩んだんですけど、やっぱりいい曲だしいいメロディーなので選曲しました。
浪越: 「SO YOUNG」は元々がザ・フー的なギターのアレンジだったんです。それも好きだったんですけど、そのままだと他の曲と折り合いがつかないなって思ったんですよね。石毛さんにも相談したら、「これは青すぎるぞ、しかも君たちが今やる青さじゃない」っていうアドバイスをもらって。そこからBPMを上げたり、もうちょっとインディー色の強いポストパンクみたいなところに着地させようとして今のアレンジにしました。
ーザ・フーのオマージュということはPPT Online Sstudioでも仰ってましたね。他にもPPT Online Sstudioで生まれた曲には、ストロークスやオアシスのオマージュもありました。洋楽からの影響は大きいんですか?
浪越:大きいですね。洋楽のメジャーなロックバンドから今のサウスロンドンシーンあたりのUKの音楽が好きなんですけど、今回の作品は特にそういうイメージを入れて作りましたね。
ータノさんはベースのアプローチいかがでしたか?
タノ:僕は色々と手を加えたくなるタイプなんですけど、「SO YOUNG」に関してはシンプルなルートの八分だけだったりして。余計なことをしない、それだけでかっこいいと思わせる、ギターと歌がしっかりかっこよかったから、それを信じてシンプルに弾くっていうのを意識しました。この曲が一番ベースとして支える感じなのかなと思います。