全米1位のラッパーが「音楽業界のスティーブ・ジョブス」を名乗る理由

24kGoldnの音楽的ルーツ

彼の幼少期の音楽体験は、カニエ・ウエストやブラック・アイド・ピーズ等に代表される2000年代のメインストリームのヒップホップ/ポップ系アクトや、マイルス・デイビス等のジャズアーティストの曲が好きだった両親からの影響が大きいという。中学から高校にかけてはよりラップに傾倒するようになり、プシャ・T、ヤング・サグ、チーフ・キーフ、リック・ロス等から影響を受けた。高校を卒業した頃から大学生活の始まりにかけては、主にロックやオルタナを聴いていたという。

マシンガン・ケリーのようなラッパーが純粋なポップパンクのアルバムを作り、故ジュース・ワールドがトラップビートに合わせてエモ風の歌詞を優しく歌い上げ、ポスト・マローンが全編ニルヴァーナのカバーのコンサートを開く今の時代において、Goldnは当然のように様々なスタイルを打ち出そうとする。

「俺を型にはめることはできない。そのことを俺は何度も証明してきた。俺はこれまでの人生で、世界が俺に追いつくのであって、その逆じゃないってことを学んだんだ」。彼はそう話す。「俺はラッパーだけど、ロックスターだったりR&Bシンガーだったり、その日の気分次第でなりたいものになるんだよ。俺は自分自身を型にはめたりしない。俺はただのGoldnさ」

<INFORMATION>


『EL DORADO | エル・ドラド』
24kGoldn | 24kゴールデン(読み:トゥエンティ・フォー・ケー・ゴールデン)
配信中
配信URL:https://lnk.to/24KGoldn_ELDORADORS

from Rolling Stone US

Translated by Masaaki Yoshida

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