ルッソ兄弟が語る、トム・ホランド主演の新作『チェリー』と幼少期の映画体験

Twitchでの配信番組『ザ・ファースト・タイム:ライブ・オン・ローリングストーン・オン・ツイッチ』

Twitchでの配信番組『ザ・ファースト・タイム:ライブ・オン・ローリングストーン・オン・ツイッチ』にて、数々の大ヒット作の監督を務めたジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ兄弟が、自身らの最新作について語る。

番組では、ティア・ヒルとジョン・ウィーゲルらが司会を務め、ルッソ兄弟とともにトム・ホランド主演、3月12日よりApple TV+で公開中の新作映画『チェリー』についてのトークが始まった。主人公のチェリーは、イラク戦争からの帰還兵としてPTSDに苦しむ一方で、自身のオピオイド(痛み止めなどに使用される薬物)中毒に資金を捻出するため銀行強盗を始める、という内容のクライムドラマに仕上がっている。

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ジョーは、「この作品を作ると決めたのはとても個人的な決断でした。私たち兄弟はオハイオ州のクリーブランドで育ち、オピオイド危機は工業地帯であるアメリカ中西部が中心となっていました。それが原因で家族を失いましたし、依存からの脱却に苦しむ人も数多く見てきました。だから、実のところ、私たちはこの作品を自分たちの子どものために作ろうと決めたんです。私には15歳から24歳の子どもたちがいますが、Z世代に届けるため、この作品を作ることが重要だと感じました。この世代たちは、現在も続いているオピオイド危機から最も被害を受けやすいだろうと考えたからです」と、語った。

Translated by Kazuhiro Ouchi

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