岡林信康とともに紐解く、コロナ禍で生まれた23年ぶりのアルバム



田家:FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」岡林信康特集Part1「復活の朝」。3月3日に23年ぶり最新アルバム『復活の朝』を発売する、岡林信康さんの軌跡を5週にわたって辿ります。流れているのは、この番組の後テーマ、竹内まりやさんの「静かな伝説(レジェンド)」です。

山下達郎さんが、岡林信康さんの「今日を超えて」をこの10数年ステージでカバーしています。でも1970年代や1980年代の頃は、達郎さんの音楽と岡林さんの音楽は水と油のように見られている時期がありました。でもちゃんと繋がってます。岡林さんは、フォークの神様というレッテルとイメージに縛られた時期がありましたが、はっぴいえんどは岡林さんのバックバンドでデビューしたりしているわけで、1970年代の音楽シーンには大きな影響がありました。シンガーソングライターとして最初のカリスマになり、そのことで苦しんだ人でもあります。岡林さんがどんな音楽を作ってきたのか? 5週間に渡って辿っていきます。本人があまり表舞台に出ようとしなかったので語られたりしなかったことが多いですが、来週は先ほどの「友よ、この旅を」からURC、CBSソニー時代の話について伺います。

岡林さんは今京都の郊外に暮らしているわけで、京都駅前のグランビアホテルという立派なホテルまで出て来ていただきました。ホテルの部屋にはFM802の技術の偉い方がセッティングに来てくださいました。岡林さん登場ということで、関係者の対応も違うなということも改めて思いました。ありがとうございました。





<INFORMATION>

田家秀樹
1946年、千葉県船橋市生まれ。中央大法学部政治学科卒。1969年、タウン誌のはしりとなった「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、放送作家、音楽番組パーソリナリテイとして活躍中。
https://takehideki.jimdo.com
https://takehideki.exblog.jp

Rolling Stone Japan 編集部

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