Mr.Childrenの「読むベストアルバム」と共に30年の軌跡を振り返る



1998年10月発売のシングル「終わりなき旅」。アルバムは1999年の『DISCOVERY』に収録されていました。第四章のタイトルはこの曲、1997年から1998年です。

第三章の「名もなき詩」の中に1997年のアルバム『BOLERO』のことも出てくるんですが、その後に彼らはドームツアーを開催して活動を休止します。その第四章の書き出しはこんな始まりでした。「いつしかMr.Childrenの周辺では、解散話が噂されるようになる」。そしてドームツアーの最後の様子や、東京ドーム公演での桜井さんのMCも紹介されています。「今回の解散騒動は、ちょっとコンビニに行っただけなのに捜索願いが出された」という風に、ステージで解散話について語ったんですね。そして、初めてオフの期間に入って、その間で4人は何をしたのか。中川さんと鈴木さんは、the pillowsの山中さわおさん、MY LITTLE LOVERの藤井謙二さんと共に林英男というバンドを組んだ。桜井さんは休みになったらやりたいことがあった。これがPro Toolsとサーフィンだった。Pro Toolsを使い始めた時の桜井さんの様子も書いてあります。そして、その時期に曲が書けなくなったという話もありました。そのお休みを経て、4人のウェーブが再び一致した曲がこの「終わりなき旅」だった。曲中の「扉」はどういう意味だったのか? “誰の真似もすんな”というメッセージに何を込めているのか? 「終わりなき旅」にはたくさん転調がありますが、何故こんなに転調するのか? というところまで書かれています。

Rolling Stone Japan 編集部

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