真心ブラザーズ中野サンプラザ公演、10人編成で奏でたソウルミュージック

YO-KINGと桜井秀俊の真心ブラザーズに、上野一郎(Ba)、須貝直人(Dr)、伊東ミキオ(Key)、うつみようこ(Cho)、MOUNTAIN HORNS(上石統(Tp)西岡ヒデロー(Tp)首藤晃志(Sax)、宇田川寅蔵(Sax))を加えた10人編成のMB’Sでのライブは久しぶり。期待が高まる中、「MB」の電飾が降りてきて、メンバーがステージに上がる。桜井のギターがフィードバックで唸りを上げて始まったイントロは、「新しい夜明け」だ。ライブのラストを飾ることも多い大合唱ナンバーからのスタートで、客席は総立ちに。大合唱は心の中で、ということでみんな拍手をしたり手を振ったり踊ったり、YO-KINGの声に合わせてジャンプしたりと、目一杯身体で感情を表しつつ、会場は早くも一体となる。“悲しい出来事には僕は無力無力 だからこそ楽しい気持ちで溢れてたいのさ”と歌う一節が胸に沁みる。

「みなさん、ようこそ! 本当にようこそいらっしゃいました!」(YO-KING)
「拍手があったかい!」(桜井)


桜井秀俊

「ライブが延期になって演奏しそびれていたニュー・アルバム『Cheer』の曲をMB’Sバージョンで」との桜井の紹介から、「ビギン!」、「妄想力」と新曲が続く。サイケデリックなムードの中、ファンキーな演奏を聴かせた「妄想力」では、MB’S初参加の伊東ミキオの縦横無尽なオルガンの演奏が光る。

Rolling Stone Japan 編集部

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE