ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードが選ぶ「歴代最高のアルバム」10作

ロブ・ハルフォード


4. ビートルズ『ハード・デイズ・ナイト』(1964年)


これは難しかった。実は『サージェント・ペパーズ』を選ぼうとしていた。だってみんなそうするだろう。でも、トーンに気になる点があった。この2〜3年前の「シー・ラヴズ・ユー」に比べると、かなりシリアスな方向性に変わってきた。曲の構成が変わったし、彼らはミュージシャンとしてソングライティング能力を向上させようと考えた。これは前に進みながら育てていく部分だ。だから『ハード・デイズ・ナイト』収録の楽曲すべてに、彼らがバンドとして変化している様子、多くのミュージシャン同様にミュージシャンとして成長する過程で直面する問題に真剣に取り組んでいる姿が表れている。


5. ザ・ローリング・ストーンズ『ゲット・ヤー・ヤ・ヤズ・アウト』(1970年)


ストーンズのライブ・アルバムを選んだ理由は、ストーンズのライブを観たことがあればわかるけど、彼らのようなバンドは他にいないからだ。スタジオ・ワークをライブ・パフォーマンスに変換する彼らの手腕は電撃的なんだよ。どんなバンドでもステージに上がると常に新たな次元を体験する。それがストーンズの場合は言葉では言い表せない体験になる。彼らのライブは必ず観るべきだ。それに、このアルバムは偉大なロックンロールバンドのカリスマ性と特性をすべて捉えた最高の例だと思う。史上最高のロックンロールバンドが1枚のレコードに詰まっていると言えるだろう。


6. ディープ・パープル『マシン・ヘッド』(1971年)


『マシン・ヘッド』を選んだのは獰猛で緊迫した作品だから。ハードロック・バンドなのか、ヘヴィメタル・バンドなのかという論争がパープルには常に付きまとう。プリーストは彼らと一緒にツアーしたことがあるし、俺はステージ脇で彼らのライブを繰り返し何度も見せてもらった。彼らはヘヴィだと思うし、実際に本当にヘヴィなんだ。ただ、彼らが作ったディープ・パープル名義のアルバムの中で俺が一番しっくりくるのがこのアルバムだね。

Translated by Miki Nakayama

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