コロナ禍で世界進出した日本人アーティストから探る、アフターコロナの音楽シーン

DANTZ:実は、今年アフリカのアーティストとコラボレーションしたいと考えています。モザンビークのファッションウィークのアフターパーティーで3年ほどDJをさせていただいていたのですが、現地のDJの方々の変化のスピードが速くて驚いたんです。1年目はもう6~7年前になるのかな。その時はEDMがアフリカに入りたてで、アフリカのULTRAも始まったばかりだったんです。EDMがそこまで浸透していなかったので、現地のDJさんもアフリカの曲とかをかけてたりするんですけど、すごい独特な曲をかけてて。EDMのような、レゲエのような…。年を追うごとに、現地のDJさんのかける曲やプレイスタイルは変わっていて、ザ・EDMというDJもいれば、HIP HOP寄りなDJもいたり。AFROHOUSEとかは昔からありましたが、EDMがシーンに入ったことでまた変化していると感じました。



Kirk:僕も南アフリカのDJ、Black Coffeeに激ハマりしていた時期があったんです。DrakeがBlack Coffeeをフィーチャリングした「Get It Together」を聴いたことがきっかけで。

DANTZ:アフリカに行っていた当時、現地のアーティストと交流する機会もあったのですが、僕はEDMのDJだったのですぐにご一緒する機会はなかなかなかったんです。でもアメリカに来てから「今のスタイルだと、彼らと一緒に何かできるかも」と思うようになって。Diploも、アフリカのアーティストとコラボレーションしていますしね。Kirkもアフロビートが好きなので、「じゃあやろう」となって、今年はアフリカのアーティストさんたちともコラボレーションしていきたいと思っています。

Kirk:僕たちの芯には、ジャンルを超えた曲を作ることがずっとあるんです。だから意欲的に様々なチャレンジをしていきたいですね。

Rolling Stone Japan 編集部

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