世界最大のビジュアルコンテンツのプラットフォーム「ゲッティイメージズ」が、黒人たちの歴史を写す画像を教育目的で寄贈する。シンガーソングライターのFKAツイッグスとゲッティイメージズのコラボレーション活動が進行中だ。活動内容は、黒人の語り部たちに、クリエイティブな活動に使用できる画像をアーカイブから取り出していくというもの。ゲッティはさらに、黒人たちのクリエイティブな活動を拡大し、サポートするためのいくつかのプロジェクトも発表している。
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Black Musicシーンが示す、世界の音楽ビジネスの新たな可能性とは?ゲッティイメージズのハルトン・アーカイブは、世界一巨大な民間の所有する商用画像アーカイブだ。歴史的な写真ストックとエディトリアル写真を中心に集めている。アーカイブは1800年代のものまで遡り、膨大な数の文化的かつ政治的なムーブメントを記録している。ゲッティは今年、非商業目的に限りハルトンの画像の利用を許可することを発表、画像は教育目的などに使われることが予想される。
FKAツイッグスは、「ゲッティイメージズのアーカイブにどれほどの量の私たちの歴史が保存されているか、カンディス・ウィリアムズが教えてくれた」、「私たちは、黒人のクリエイターや教育者たちがこれらのコンテンツを利用できるようになるのはどれだけ力強いことになるのかを語り合っていた。それによって私たちは、ピースを繋ぎ合わせ、次の世代たちが自らの歴史にアクセスできるようになる」と、語っている。
ゲッティはさらに、ハルトン・アーカイブから黒人たちの歴史にフォーカスしたサポートの仕組みを提供することを発表している。このプロジェクトの詳細はこれから数ヶ月の間に明らかにされるようだ。
ゲッティイメージズ副代表のケン・メイナーディスは、「過去を知ることは未来への扉を開けるということだ。私たちは、黒人たちの歴史を保護し、世に知らしめるこの意欲的なプロジェクトでのFKAツイッグスとのパートナーシップを嬉しく思う」、「このプロジェクトで私たちは、黒人のコンテンツクリエイターが自らの歴史を語る際の力となり、人種差別との闘いにおける武器としてサポートになることを望んでいる」と、発表した。
FKAツイッグスは2019年11月、自身の2作目となるアルバム『Magdalene』を発表した。そして今年1月、フレッド・アゲインをプロデューサーに迎え、Headie Oneとのフィーチャリングしたシングル『Don’t Judge Me』で帰ってきた。タイトルは未定だが、3作目となるアルバムのリリースも仄めかしており、前作よりも多くのフィーチャリングを予定していることも明らかにしている。
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FKA Twigs Collaborates With Getty Images to Empower Black Storytellers