河村隆一が語る、ソロ曲で挑む新たなチャレンジ

LUNA SEAの振替公演に向けて

―あらためて、2月15日からの5夜連続6公演の配信が楽しみです。

2年前に肺腺癌の手術したときも再認識したんですけど、これが最後のライブだと思って一公演一公演しっかりとやっていきます。

―そして、『LUNA SEA -RELOAD- さいたまスーパーアリーナ2days公演』の振替日程が発表になりましたね。

そうですね。3月27日、28日の2daysです。去年の12月26日、27日の公演が真矢のコロナ感染で延期になったわけですが、とにかく真矢が一番悔しかったと思うんです。なので真矢が「チクショー!」っていう思いを晴らし、楽しむことがバンドとしは大事だと思っています。あと、延期を発表した時のファンの方々がものすごく温かかったんです。延期の発表をしたのが、12月26日の開場の直前。にもかかわらず、あの時ファンの人たちは、SNSで真矢と他のメンバーを気遣う言葉を発してくれたんです。普通なら「ふざけんな!」「会場まで来たのになんだよ」っていう人がいたっておかしくない状況なのに「無理してやらなくて大丈夫」「真矢が心配だ」「早く元気な姿が見たい」って心配と思いやりの声があふれていて。その言葉が温かくて泣けてきましたよね。

3月27日、28日はまだマスク外せないと思うし、大声で歌っちゃいけないと思うんですけど、みなさんが心の声で大声で歌いたくなるような、叫びたくなるような、そういう精神的な本当の意味での解放へ導きたいと思っています。最高に盛り上がるさいたまスーパーアリーナのLUNA SEAを期待してください。

―期待しています!

ありがとうございます。やはり、LUNA SEAの5人が揃うとちょっとゾクゾクする感じがありますし、僕ら、傷を負うと強いし、傷が次の伝説を作ってきたバンドなので、今度のさいたまスーパーアリーナで新しい伝説が生まれるかもしれないですよね。

―終幕から20年が過ぎて、5人で音を出す重要性がさらに増したのでは?

そうですね。そう考えると、SUGIZOも言ってたんですけど、一番大事なのは真矢の体調です。コロナでも小さな後遺症とかいろいろ報告されていますが、真矢は後遺症も何もなくしっかり戻ってくるし、あのパワフルな真矢のドラムをみんなに届けたいっていって言ってましたから。それと、感染をわからずにあの日ライブをやっていたら命にかかわったり、大クラスターがステージ上で起こっていたかもしれないです。結局、真矢の周りでも感染した人はいなかったとのことなので、ライブの延期で皆さんにご迷惑をお掛けしたけど、不幸中の幸いだったので、3月のさいたまスーパーアリーナでは今までこんなLUNA SEAは見たことないっていう熱量を届けます。

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