I Don't Like Mondays.が語る、パブリックイメージへのカウンターで生まれた5曲

I Don’t Like Mondays.

I Don’t Like Mondays.(アイドラ )は、2020年2月に『I Don’t Like Mondays. "F U T U R E" TOUR』のツアーファイナルを東京・豊洲 PITで開催。その後、コロナの影響で予定していたアルバムのリリースが延期になったものの、8月から「モンスター」を皮切りに新曲5ヶ月連続配信リリースをおこなって、2020年12月30日には「ミレニアルズ 〜just I thought〜」を配信リリースした。今回は5作連続リリースの話はもちろんのこと、2020年の総括、今のI Don’t Like Mondays.について話を聞かせてもらった。

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ー5ヶ月連続配信リリースをおこなって、どんな手応えを感じましたか。

SHUKI:1曲1曲に対してリスナーの反応が見れる時代だからこそ、アルバムよりも配信をやって良かったと思いますし、連続配信はこのバンドに合っているやり方だと感じました。その都度、僕ら側の解釈とリスナーさん側の解釈の違いを学んだり感想を楽しんだり。そういう新しい手応えを得られたのは怪我の功名というか、このタイミングだからできた試みだなと思います。

ー6年前に『PLAY』をリリースした時、YUさんは「このバンドは重苦しいメッセージを歌詞にするよりも、音に寄り添った歌詞の方が合ってる」と話してましたけど、今回は逆のアプローチだったんじゃないのかなって。

YU:確かに、これまでは4人で作り上げたサウンドをいかに曲として届けるかに注力していたので、言葉の持つ意味よりもサウンドにフォーカスしてきました。だけどコロナになったのを境に、リスナーは家で一人の状況で音楽を聴く機会が増えていく。だとすれば、今までのクリエイティブで良いのかな? と悩みました。人と会うことが難しくなったら、どうしてもメンタル的にもやられる人が多い。そういう時に聴く音楽って、歌詞が心に届きやすい。だからこそ「みんなで楽しむ音楽」よりも個人的なことだったりとか、人前で出せないドロドロした感情だったり、そういう人間の内側を描いた作品にトライするべきだなと感じて。まさに、そこに注力した5曲かなと思います。

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