ODD Foot Worksが語る新作EP、22分のショートフィルム『鳶飛蝶躍』

ー2020年12月30日には東京・恵比寿LIQUIDROOMで、久しぶりの有観客ライヴを開催されました。どんなライヴになりましたか。

Pecori : とにかくやれてよかったですね。観客を入れるかどうかギリギリだったんですけど、あれをやらず2020年が終わっていたら、今のモチベーションも違っていた。できていなかったら1年以上ライブしてないってことになったので、お客さんの前でできたことは大きかったです。ライブ自体はKing Gnuのドラム勢喜遊くんと、いつもサポートしてくれているDJ、Yohji Igarashiとのバンドセットで、今のODD Footの完成形布陣で臨めたので最高でした。


Photo by フジイセイヤ

ーお客さんがいる前でのライブは、やっぱり無観客ライブとは違いますか?

Pecori : 全然違いますね。バイブスが全然違うんですよ。無観客配信だと映像撮影をしているぐらいの感覚でカメラに向けてかっこつける意識なんですけど、お客さんがいるとこっちも気づかないぐらいぶち上がっていたりするし、まさにライヴという感じでした。

Tondenhey : 対話がある感じ。

Pecori : そう。緊張したし、それもよかったですね。

ーMCを行わない予定だったと言っていましたけど、喋っていましたもんね。

Pecori : 遊くんともその話をして。俺はお客さんが目の前にいることを体感した瞬間にモードが変わるタイプなのかなって思いました。ライヴ中にこれは伝えたいみたいなことを言いたくなっちゃったりとかして。それはお客さんがいるライブならではですね。お客さんもライヴに来るのが久しぶりの人も多かっただろうから、金玉パンパンみたいな感じでお互い臨んでいたというか。声も出しちゃダメなんですけど、なんせパンパンなので、ちょっと漏れちゃうというか、それにも感動しましたね。

Tondenhey : 久々に血が巡る感じがしましたね。

Rolling Stone Japan 編集部

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