ブリング・ミー・ザ・ホライズンが語る、ヘヴィメタルを「超越」した音楽性

「僕たちはシャイだからロックスターとはつるまない」

ーところで、新型コロナウイルスで自粛期間中に、昔よく聴いていたレコードをまた引っ張り出して聴くようなことはありましたか?

リー レッド・ツェッペリンを聴きまくったよ。

マット スポーツジムでワークアウト中にリンキン・パークとかメタリカを聴いたよ。ワークアウトにピッタリなんだ。あと、今朝ピンク・フロイドを聴いたんだけど、その素晴らしさに改めて気づかされてね。もっとこういう音楽を聴かなくちゃって思ってたところだよ。

リー 昔のブラック・サバスも聴いたよ。レッド・ツェッペリンとブラック・サバスはヘヴィ・メタルのオリジナルだからね。そこからメタルは発展していったんだ。ビートルズでもシャウトやスクリームが入ってる曲を好きで聴いてる。そういう今の音楽の元となったオリジナルの音楽をまた聴くようにしてるよ。

ー今までに出会ったメタルのロックスターで、この人はヤバかったと思わされたようなエピソードはありますか?

マット 僕たちはシャイな人間だから、そういう人たちと一緒にジャックダニエルを飲んでつるむようなことはしないからね(笑)。もちろんいろんな人とは会うけれど、基本的には礼儀正しく接してるよ。レジェンドたちが若かった頃はスゴくクレイジーだったと思うよ。今は自分でもバンドをやってるわけだけど、そういう人たちと会うと、今も自分がファンだっていう気持ちには変わりがないから、やっぱり礼儀正しく接してしまうね。そういう人たちから「ファック・オフ」とか言われたくないしね(笑)。

ーちなみに、あなたたちのマネージメント会社社長のCJはかなりクレイジーですよね。

マット 間違いないね。彼が一番のロックスターだよ(笑)。

リー 彼が一番クレイジーだね(笑)。

ー2021年の予定は?

リー ツアーに出たいね。

マット ノーマルな状態に少しでも戻れて、ツアーができればと思ってる。ツアーはバンドを始めた時からやってるものだから、今のツアーのない生活は変な感じなんだ。

リー EPを出したわけだし、新曲をライブで披露したいね。日本にも行きたいよ。


<INFORMATION>


『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR │ ポスト・ヒューマン:サバイバル・ホラー』
ブリング・ミー・ザ・ホライズン
ソニーミュージック・インターナショナル
国内盤CD(全12曲)
発売中
輸入盤CD(全9曲)
発売中
デジタルEP(全9曲)配信中



Bring Me The Horizon
(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)
英シェフィールド出身。オリヴァー・サイクス(Vo)、リー・マリア(Gt)、ジョーダン・フィッシュ(Key)、マット・キーン(Ba)、マット・ニコルス(Dr)からなる5人組。2004年3月バンド結成。2013年2月にジョーダンが加入。4thアルバム『センピターナル』でRCA UKからメジャー・デビューを果たし、UKでは最高3位、オーストラリアでは最高1位を獲得する。2019年1月、通算6作目のアルバム『アモ』をリリースし、キャリア史上初の全英チャート1位を記録。翌年のグラミー賞で最優秀ロック・アルバム部門にノミネートされる。2020年10月、EP『ポスト・ヒューマン:サバイバル・ホラー』を配信リリース。2021年9月にはUKアリーナ・ツアーの開催も発表。ロンドン02アリーナ公演含む、計5公演の日程が発表されている。
https://www.sonymusic.co.jp/artist/bringmethehorizon/

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