LOW IQ 01の青春時代 「スラップ奏法に目覚めた1989年」

ーラーメンをパンクバンドに例えるのはユニークですね(笑)。ファッションは何か覚えていらっしゃいました?

この時期は高級カジュアル・渋カジってのが流行っていたじゃないかな。レッド・ウィング、ベルボトムとか前回も話した古着のGジャンが10万円とか値段がついてくる時代でさ。当時の世の中ってアメカジといえばベルボトム。それにレッド・ウィングとハーレーのTシャツ。

ーわかります。

それとVANSON。これはガンズ・アンド・ローゼズの影響だと思うんだよね。でも俺はレッド・ホット・チリペッパーズ派だったわけよ。ガンズはもう現地でも大スターだったけど、レッチリは『母乳』で知名度を上げるんだよね。当時、アイゴンの車の中でよくこのアルバムを流していてさ。それ以前の作品も聴いていたんだけど、かなりの衝撃を受けた作品だったね。ジョン・フルシアンテが加入して火が点いて、翌年に初来日するんだよね。ガンズはイメージ的にHR/HMの要素が強かったから、俺は断然レッチリ派で、ここで俺のベースの手法も大きく変わったというか。



ースラップ奏法もやり始めたってことですかね?

それまでピック弾きだったのが、ここでチョッパー弾きになってね。ただサイコビリーのウッドベースのスラップベースも聴くようになるのよ。そういう時期、俺のスラップ元年かな。

Rolling Stone Japan 編集部

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