米俳優の異常な性的妄想、SNSで暴露された「食人嗜好」とは?

2018年12月11日、ワシントンDCにて リッツ・カールトン・ジョージタウンで撮影されたアーミー・ハマーの写真(Photo by Matt McClain/The Washington Post/Getty Images)

映画『君の名前で僕を呼んで』などに出演していた米俳優のアーミー・ハマーが送ったとされる性的なメールが流出。カニバリズム(食人)の嗜好をアピールするなど、その過激な内容が注目を集めている。

先週、俳優のアーミー・ハマーが2016年から2020年に送信したとされる極めて忌まわしい携帯メールと思しきスクリーンショットが、Instagramのアカウント@houseofeffieに投稿された。そこにはハマーが既婚中に不倫したという5人以上の女性のものも含まれている。スクリーンショットに書かれた性的妄想の一部は、どんなに控えめに言ってもかなり陰湿だ。とあるメールではハマーが相手の女性の「肉をかみちぎって」心臓を食べてみたい、と願望を漏らしている。別のメールでは「自分は100%人肉嗜好だ。君を食べてしまいたい。くそっ、認めるのも恐ろしい。今まで一度も打ち明けていなかったんだ」と書いている。

スクリーンショットの真偽は確認されていない。ハマー本人もそれらの正当性を否定している(ハマーの代理人にコメントを求めたが返答は得られなかった)。とはいえ、セレブ系ゴシップを扱うInstagramのアカウントDeuxmoiが投稿するや、スクリーンショットは瞬く間に拡散し、Twitterでは彼の好まざる性癖を揶揄したツイートが、TikTokではハマーがケシャの「カニバル」に合わせて踊る動画が投稿された。反動があまりにもすごいので、ハマーはジェニファー・ロペスとの新作ラブコメから降板せざるを得なくなり、以下のような声明を発表した。「このようなでたらめに付き合うつもりはありません。ですが、私に対するインターネット上での悪質かついただけない攻撃をふまえると、子どもたちを置いて4カ月もドミニカ共和国で撮影するのは正しい判断ではないと思います」(ハマーは子どもの親権をめぐる泥沼協定の真っ最中で、それもインターネットでの冷やかしのネタにされた)。

今回、こうした性的倒錯が実際のところどれだけ本質的に有害、または虐待的かという点を考えるにあたって、ニューヨークシティを拠点に活躍するSM女王、エンプレス・ウーに話を聞いてみた。本人の言葉を借りれば、「長年手塩にかけた食人嗜好」の持ち主だ。

Translated by Akiko Kato

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