なぜ人は事実を受け入れられないのか 自己の意見に固執してしまう人間の傾向を考える

Source of Photo:Pixabay

音楽学校教師で産業カウンセラーの手島将彦が、世界の音楽業界を中心にメンタルヘルスや世の中への捉え方を一考する連載「世界の方が狂っている 〜アーティストを通して考える社会とメンタルヘルス〜」。第38回は、自分の考えや意見を増補してしまう人間の思考の傾向を産業カウンセラーの視点から伝える。

アメリカの大統領選やこのコロナ禍を巡る騒動が象徴的ですが、様々な意見が社会には溢れ、中にはいわゆる「陰謀論」と呼ばれるような話も拡散され、そこに軋轢が生じ、大きな問題になっています。ちなみにtofubeatsにそのものずばり「陰謀論」というタイトルの曲がありますが、陰謀論は、そこから距離をとっている人からすれば、明らかにおかしいと思えるものがほとんどであるにもかかわらず、それを信じている人はいくら反証されてもその考えをなかなか変えようとはしません。

関連記事:AUTO-MOD山岡重行と手島将彦が語る、閉塞した社会におけるサブカルチャーの重要性



Tag:

RECOMMENDEDおすすめの記事


RELATED関連する記事

MOST VIEWED人気の記事

Current ISSUE