母親が議事堂襲撃に参加していた? リベラルな娘が取った行動

覚悟のツイートに共感の声

ヘレナさんは、なんと公の場で実の母親に対抗した。彼女はTwitterに動画のスクリーンショットを投稿。次のような文言が添えられていた。「ねえママ、私にBLM抗議活動に行くなと言った時のことを覚えてる? 危険な目に遭うあうかもしれないからって……でしょ?」。そして母親の名前と叔父叔母夫妻の名前をツィートし、証拠として家族写真も投稿した。「ハーイ、私はリベラル派のレズビアン。私の思想やBLM抗議活動に行った私の身を気遣う家族から、何度も家から締め出されたわ」と彼女はツイートした。



デュークさんのツイートは約8万回リツイートされ、41万以上のいいねを獲得。ソーシャルメディアでは、トランプ政権になってからの数年間、同じように親族が過激化した大勢の人々から共感を得た。反響の大多数は好意的な一方、ヘレナさんによると、ネットで注目を集めるために母親を裏切った、と非難する一部の人々から脅しも受けているそうだ。こうした主張に、彼女は真っ向から否定している。「私はちっとも母を裏切ってなんかいません」と本人。「母にされたことと同じことをしただけです」

だが、拡散動画に映っていたのが原因で失業したテレーズ・デュークはそうは思っていない。ツイート拡散後、母親から送られてきた携帯メールをヘレナさんはローリングストーン誌に見せてくれたが、その中でテレーズは、家族を、とりわけテレーズと現在同居中の妹を危険にさらしたと娘を責めた。「私の行動で妹に何らかの危険が及ぶ、なんて母の口から言われるのはおかしいと思いました」とヘレナさん。「あの場に行って、あの女性に嫌がらせをした母の行動の方が、よっぽど私たちを危険にさらしていると思います」

from Rolling Stone US

Translated by Akiko Kato

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