浜田省吾ファンクラブツアー映像、板屋宏幸監督とともに振り返る



田家:1984年のアルバム『DOWN BY THE MAINSTREET』の中の曲をリメイクしたものです。編曲は星勝さんですね。このMVは、浜田さんの歌入れの様子をスタジオで撮影したものです。

板屋:これを撮影したのは、ライブ映像の編集が佳境の時で。「DANCE」のMVを他で制作中だと聞いていたんですけど、撮影の3、4日前に、歌入れするから撮りにきて、と言われて。スタッフも誰も空いていなくて、車に機材を積んで、カメラも照明も全部自分でやりましたね。

田家:そういう感じの映像ですよね、スタジオで一対一で撮った感じでしたし、レコーディングの映像としてはとても素な感じがあって良かったですね。

板屋:使用用途は全く明確にされないまま撮ってるんですよ。すごくかっこよくなりましたけどね。

田家:「DANCE」はもう一つ、役者さんが出演されたバージョンがあるんでしょう? それは板屋さんが作った作品ではないんですか。

板屋:それは僕じゃないですね。その時は映像作品『Shogo Hamada Official Fan Club Presents "100% FAN FUN FAN" On The Avenue 2013「曇り時々雨のち晴れ」』の編集が佳境でしたから。今まで作ったライブ映像作品の中で一番時間がなかったですね。忙しかったです。

田家:それは9月に行われる予定だったFAN FUN FANのツアーの1980年代後半編が無くなったからということもあったんですか。

板屋:ツアーがなくなってどうしようという話になって。待ってくれているファンのために、YouTube展開も多くしようということで、定期的に映像をアップしていたんですけど。その中のある一曲の映像を、半ば強引に作らせてもらって。それが縁で『Shogo Hamada Official Fan Club Presents "100% FAN FUN FAN" On The Avenue 2013「曇り時々雨のち晴れ」』の発売につながりました。

田家:今日は板屋さんに何曲か選んでいただいているんですが、その中に、この曲の映像を作りたいと申し出たという曲も入ってるんですね。その曲が流れたら、その話も伺おうと思います。それでは『Shogo Hamada Official Fan Club Presents "100% FAN FUN FAN" On The Avenue 2013「曇り時々雨のち晴れ」』から選んだ曲、ライブの一曲目でもありました。「Walking in the Rain」。

Rolling Stone Japan 編集部

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