隔離中の変態たちに残された唯一の選択肢、バーチャル乱行パーティとは?|2020年ベスト

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NSFWは独自のプラットフォームを開発中

Zoomを使用していないセックスパーティのオーガナイザーさえも、性風俗にまつわる偏見ゆえの問題をそれぞれ経験している。例えばNSFWも、すでにビデオ会議プラットフォームGetVoklから締め出しを食らっているため、現在セックスパーティを開催しているプラットフォームの名前は明らかにしたがらなかった。「彼らは、我々がポルノだと言って締め出したんです。僕も言ったんですよ、『それは我々の商品じゃありません。我々はライブチャットです』とね」とセイント氏。「でも、どこのプラットフォームでも厳しいでしょうね。InstagramやFacebookやGoogleでも同じで、我々の活動に基づく広告やコンテンツは投稿することができないんです」

NSFWではこうした理由から、増築可能で、かつ他のオーガナイザーにもライセンスを発行できるような現在独自のプラットフォームを開発している――長期のビジネスプランが実現すれば、ニューヨークをはじめとする感染地域で封鎖が解除された後も、今と同じようなデジタルイベントが開けるようになる。「最大50人のイベントを開催できるようになるまで、少なくともあと6カ月はかかるでしょう」とセイント氏は予想する。「大規模な検査が行われるようになるのもだいぶ先でしょうし……どうやってイベントを開催するか、考えなくてはいけないことが山のように出てくるでしょう」

セイント氏は、バーチャル・セックスパーティが定着している事実に賭けている。単純に、しばらくはこれが隔離中の変態たちに残された唯一の選択肢になるからだ。もうひとつ彼が頼みにしているのが、他人との繋がりや親近感のようなものを持つために、人々が多くのもの――プライバシーなど――を人目にさらすことを厭わなくなっている、という事実だ。ただし、バーチャル乱交パーティの参加者が信用できれば、の話だ。検疫と隔離で、日常生活の大部分は思いもよらない方向へ変化した。だが、予測もしなかった影響がひとつある。一部の人々は、以前は想像もできなかったようなプライベートな部分をさらさざるを得なくなっている。「まさかこの手のものを、誰が見てるのかもわからない公の方法でやることになるなんて、思いもしませんでした」とバズ氏も認めている。「でも、『素晴らしき新世界』といった感じでしょうか――みんなやっていることですしね」

「この前も、今じゃみんながチャットガールみたいね、って友だちと話してたばかりよ」と、パーティ参加者のエヴリンは言う。「みんな少しばかり露出狂化してるわね。だって、つながりを持つためにはそうするしかないんだもの」

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Translated by Akiko Kato

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