聖飢魔IIの創始者「ダミアン浜田陛下」が語る、王道を貫くメタル愛

ダミアン浜田陛下(Courtesy of Ariola Japan)



25年前に作ったものも曲に使われている

―そもそもは好きな音楽で自分を表現することで世に出たいという動機で曲を作っておられた。それが、シンセサイザーとの出会いやテクノロジーの進化なども功を奏し、より音楽全体に目を配れるようになった、ということなのですね?

DH:そうした側面は非常にある。

―シンセサイザーとの出会いによる変化という話を聞いていて、ふとエディ・ヴァン・ヘイレンを思い出させられました。

DH:ああ、彼も途中からキーボードを使うようになっていたな。

―そこで作曲面での自由度が広がり、「ギタリストとしてではなく作曲家として評価されたい」というような発言もするようになっていた時期がありました。なんだか陛下の歴史にも重なるものを感じます。

DH:ああ、確かに……。そのように見てもらえるのは私にとっても喜ばしいことだ。

―さて、今回のふたつの大聖典に収められた楽曲たちについてなのですが、中には古くから温存されていたものもあるのでしょうか? それともDamian Hamada’s Creaturesを始めることを意識しながら作られた曲が大半なのでしょうか?

DH:その両方が混在しておる。たとえば『旧約魔界聖書 第Ⅰ章』の冒頭に“聖詠”という曲がある。これは私にとって初のクラシック作品なんだが、後半部分は25年ほど前にはすでにできておった。同じく4曲目に入っている“Running like a Tiger”のイントロはさきほども話に出た『テラフォーマーズ/リベンジ』の楽曲を作っていた時に湧いてきたものが基になっている。『旧約魔界聖書 第Ⅱ章』の1曲目に収録されている“Angel of Darkness”の歴史もかなり古く、21年前にはイントロができていて、このタイトルもすでに決めていた。ただ、当時はイントロから先に進めずにいたというわけだ。ただ、いつか出そうと思い、データは保存してあった。実は今回、真っ先に手を付けたのがこの曲だった。ところが長い時を経て再チャレンジしてみたところ、わりとすんなりとできてしまった。やはり私自身の経験値が上がっておるのだな、と実感させられた次第だ。

―そうした実感があるからこそ、このインタビューの冒頭でも“成長”という言葉が出てきたのではないか、という気がします。

DH:なるほどなるほど。興味深いものだな。



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