DAWと人による奇跡的なアンサンブル 鳥居真道が徹底考察

DAW上でのデータ編集中の画面(Photo by 鳥居真道)

ファンクやソウルのリズムを取り入れたビートに、等身大で耳に引っかかる歌詞を載せて歌う4人組ロックバンド、トリプルファイヤーの音楽ブレインであるギタリスト・鳥居真道による連載「モヤモヤリズム考 − パンツの中の蟻を探して」。前回のルーファス「Tell Me Something Good」での不思議な裏拍と表拍の捉え方の考察につづき、第19回はDAW(Digital Audio Workstation)上でのタイミング補正を考察する。

先日、諸般の事情により生演奏を録音したデータを編集し、人力でタイミングを補正するという作業を行う機会がありました。これは、Photoshopを駆使して、肌をきれいにしたり、顔の輪郭をシャープにしたり、目鼻立ちをくっきりさせるといったことを音源で行うようなものです。ドラムの作業工程を取り上げて具体的に説明します。そのまえに、ドラムセットについてざっくりと確認しておきましょう。

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