Keishi Tanaka、ゲストにKan Sanoも迎えたバンドセットによるライブ完遂

「まだ色々と制限があるけど、画面の向こうにも同じ時間を共有している人がいることを感じながら、全員で楽しめればと思っています。」とフロアと配信視聴者の両方にKeishiから声をかけ、「今年は季節を感じることも難しかったと思うんで、この曲を」と、「9月の甘い香り」と「Wonderful Seasons」を披露。続けて小宮山純平(Dr)のリズミカルなリズムに乗りつつ、「2020年で1番良い日にしたい」とコメントし、「What A Happy Day」がスタート。明るく鮮やかな照明がフロア全体を照らし、さらにライブ感が高まっていく。続く「Another Way (is so nice)」でのコールアンドレスポンスでは、声を上げられない代わりに手を上げてのレスポンスで、一体感を崩さずライブが進んでいく。

Photo by 山川哲矢

「透明色のクルージング」では別所和洋(Syn.)のメロディアスなソロパートも相俟って、Keishi Tanakaの世界観をより引き立たせる。そして雰囲気を変え、Achico(Cho.)をステージ前方へ迎え入れ披露された「冬の青」。2人の歌のグルーブと掛け合いが、この季節を強くエモーショナルに感じさせた。さらに「Fallin’ Down」に続き、阿部建太(Fl./Tp.)と黒須遊(Sax.)のメロディーが優しく耳に残る「揺れる葉 feat. oysm」へと、幻想的にストーリー性を込めながら演奏された。

「『AVENUE』からは、ライブでやっと披露できる曲もあるので、焼き付けてほしい」と意気込み、打ち込みで制作された「Where You Know」が生バンドにアレンジされて初披露される。「Come close to me」と「Come close to you」という歌詞に込められた想いが、ライブを通して直接的に歌い上げられた。再レコーディングからさらに輝きを見せる「One Love」も披露され、自分の居場所を作ってくれたことをメンバーやスタッフ、応援してくれている全ての人に心からの感謝を伝えた。

Rolling Stone Japan 編集部

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