クリスマスに聴きたいメタル名曲15選

ヘンリー・ロリンズ「クリスマスの前の晩」

この曲は厳密にいえばヘヴィメタではない。だがヘンリーの曲なので、よしとしよう。ロリンズ版クリスマスの名作詩は、サイレンや銃声などアバンギャルドな音のコラージュをバックに、彼が詩を朗読するというもの。だがロリンズ版では、彼がサンタクロースにハローと手を振るや、かわいそうなサンタはミサイルで空に飛ばされてしまう。



オーガスト・バーンズ・レッド「鐘のキャロル」

クリスチャン・メタルコア集団オーガスト・バーンズ・レッドはクリスマス好きが高じて、メタル風にアレンジしたクリスマスキャロルと定番曲でまとめたインストゥルメンタルアルバム『August Burns Red Presents: Sleddin’ Hill, A Holiday Album』を2012年にリリースした。だが彼らが最初にクリスマス・スピリットに足を踏み入れたのは2007年、みんな大好き「鐘のキャロル」をカバーしている。もともとかなりメタル調な楽曲が、さらに破壊的で壮大な楽曲になった。



クリストファー・リー「リトル・ドラマー・ボーイ」

重厚で力強いリフがバックに鳴り響く中、91歳のイギリスの名優クリストファー・リーがこの世のものとも思えぬ低いバリトンで、荘厳としか表現しようのないパフォーマンスを見せる。今回のリストに登場したメタラーたちもそれぞれに素晴らしいカバーを送り出しているが、「ラ・パ・パン・パン!」と唸るサルマン本人を超えられる者などいるだろうか?



From Rolling Stone US.

Translated by Akiko Kato

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