KORN「サンディ・クローズを誘拐しろ」
キルトにデッドロック、バギーパンツ。KORNが好きなものリストの中には、さらにクリスマスシーズンも入っているようだ。ニューメタルの元祖は20年にわたるキャリアの中で、「ジングル・ベル」(デスメタル調に再解釈された「ジングル・ベル」)やクリスマスの名作詩「クリスマスの前の晩」(粗削りで無機質な「クリスマスソング」に変形)を抑え気味にアレンジしてきた。だが、彼らが贈るもっとも太っ腹なクリスマスプレゼントは間違いなく、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』でロック・ショック・バレルの悪ガキ三人組が歌う「サンディ・クローズを誘拐しろ」。ジョナサン・デイヴィスとその仲間たちは、悪意に満ちたシリアルキラーの幻覚パーティに仕上げている。
アモン・アマース「Viking Christmas」
メロディアスなデスメタルバンド、アモン・アマースは、「Viking Christmas」で修正主義的なキリスト教の歴史に異を唱えた。いや、血に飢えた彼らも、やはりジンジャーマン・クッキーが好きだと認めたのか? さまざまな解釈ができそうだ。
キング・ダイアモンド「No Presents for Christmas」
「No Presents for Christmas」は、店内BGM風にいくつかのクリスマスの定番曲が流れる形でスタートする。そこへキング・ダイアモンドの悪魔のような笑い声が炸裂。キング・ダイアモンドが悪魔崇拝に走ったのも、子どものころにサンタクロースが彼の家を素通りしたせいだろうか?