シドが語る、16年前からファンに伝え続けてきたこと

―今回は『ほうき星』、『siren』『声色』という3作を連続配信リリースされましたが、創作活動でもやりにくい部分はありましたか?

マオ:ヴォーカルに関してはスタジオでレコーディングさせてもらったので、やりづらさを感じなかったですね。むしろ、デモの段階でメンバーで意見し合えるし、アレンジの変更はリモートでやれる時代なので、逆に良かったです。

―コロナ期間は曲を多く作られたんですか?

明希:僕は曲を書き溜めることを最近しなくて。作るぞって決めたらぱっとやるので。作り溜めるということはないけど、次やるならこういうのがいいなってイメージは常に持っているんです。

ゆうや:作曲ソフトを買ったので、実は色々と曲を作ってはいました。でも、今回の3曲はリリースのために作った曲たちですね。リリースも前々から決まっていたわけじゃなくて、皆での会議の中で急遽出そうという話になって。このために、全員で書き下ろしました。

―今回の3曲は演奏陣3人がそれぞれ手掛けた三者三様の曲になりました。こういう色分けは各々決めていたんでしょう?

明希:メンバー4人で話して、誰がこういう曲作ったら面白そうだよねって話して決めたんです。僕が作曲した「siren」だったら、ちょっとヘビーでロックサウンドな音像でというような。各々がジャンルを決めて作っていくっていう。僕個人的には、そんなにコロナ禍を意識して作ったわけではなくて。思い描いたジャンル感とかそういう音楽的な要素のみで作っていきました。


明希(Ba.)

―その中で新しいアプローチや影響を受けたものってありました?

明希:僕の場合、何かにインスピレーションを受けたというよりは、自分の中で常に鳴っている、イメージしやすいジャンルで。音のアプローチだと、バンドサウンドにノイズを入れたり、自分の中では新鮮なアプローチをしたかなと思います。

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