LiSAが魅せた今年最初で最後のライブ、心燃やした希望の曲たち

LiSAにとって初のオンラインライブ『ONLiNE LEO-NiNE』(Photo by 上飯坂一)

LiSAが12月12日、初のオンラインライブ『ONLiNE LEO-NiNE』を開催した。このライブはLiSAにとって2020年最初の本格的なライブとあり、昨年末の『第70回NHK紅白歌合戦』やTVアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマ「紅蓮華」で彼女を知ったというライトリスナーにとって注目のイベントとなっただけでなく、今年予定されていた初のアコースティックツアーや全国アリーナツアーの延期に落胆していたファンにとってもうれしい公演となったはずだ。

このライブの2日前の12月10日、LiSAは10月発売のニューアルバム『LEO-NiNE』購入者を対象としたスペシャルオンラインライブ『ONLiNE LEO-NiNE〜Episode.0〜』も実施している。筆者もこの配信を視聴したが、最近はテレビ出演などで見慣れていたはずのLiSAのライブパフォーマンスにあり得ないほど心を揺さぶられ、来たる12日の公演への期待が一気に高まった。きっと筆者と同じような感覚に陥った視聴者も多かったことだろう。

そうして迎えたオンラインライブ当日。PCの前で開演を待ち続けていると、定刻を過ぎた頃に画面に扉が映し出される。その扉が開くと、童謡を思わせるストーリーのアニメーションがスタートする。『ONLiNE LEO-NiNE』の物語の序章ともいえるこの演出は、過去のLiSAのライブにも通ずるものがあり、早くも気持ちが高ぶり始める。

そして画面が切り替わると、ギターのフィードバック音が鳴り響く中、照明の骨組みが建てられた倉庫のような場所にLiSAとバンドメンバーの姿が。そしてLiSAの「『ONLiNE LEO-NiNE』、開幕!」を合図に「マコトシヤカ」からライブはスタートした。アリーナクラスでのパフォーマンスを思わせる豪快なステージングと、まるで最前列で目撃しているかのような迫力ある映像と、最高の場面を一瞬たりとも逃さずとらえようとする計算され尽くされたカメラワークは圧巻の一言で、きっと観ている誰もが「今日、LiSAが自分のためだけにライブをしてくれている!」と錯覚するほどのプライベート感を味わえたのではないだろうか。

2曲目には早くも代表曲「Catch the Moment」が登場。久しぶりのライブにも関わらず、LiSAの歌からは余裕すら感じられ、改めてこの約1年間に経験したすべてが今日の歌に表れているのではないか、と実感させられた。そして「ようこそ『ONLiNE LEO-NiNE』へ! 今日この特別、全部届けるからね。受け取ってーっ!」と簡単に挨拶を済ませると、最新アルバムからの新曲「晴レ舞台」を披露。オーディエンスとの一体感を築くのに最適な1曲になりそうなこの新曲を、LiSAは満面の笑みで飛び跳ねながら歌い続ける。

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