素顔の浜田省吾 水谷公生と紐解く最新ミニアルバム

田家:なるほど。そういうアルバムの4曲目をお聴きいただきます。



田家:これも2004年の第一作『Have a nice life』の中の曲です。このギターも、全ての楽器が水谷さんの演奏ですか?

水谷:今作のリメイクが始まる時に、浜田さんが僕のギターは変えないでくれと言ってくれて。とてもありがたいことですね。今から13年前くらい、僕が首を患ってギターを弾けなくなったんです。『Have a nice life』の頃は全部僕がギターを弾いていたんですけど、2007年の頃にはもう弾けなくなってきた。でも、浜田さんは僕のギターを愛してくれていまして。なので、他のことは変えてもいいけど、ギターだけは変えないでくれって言ってくれたんです。制作が始まる前から嬉しさが弾けちゃって。

田家:この曲のバッキングボーカルは浜田さんということで、本当に3人で作った曲なんですね。4曲目、「アイラブピース」でした。



田家:気持ちいい曲ですね。

水谷:いい声だね。

田家:これも2004年のアルバム『Have a nice life』の曲です。この曲で思い出されることは?

水谷:最初に浜田さんが詞を見た時に「これはやばい! とてもいい詞で直すところが何もない」と仰ってくれました。

田家:この曲は春嵐さんの作詞家デビューの曲になるんですか?

水谷:そうですね。彼女は元々ポップスとか聴いてない人で。クラシックとかは聴いていたんですけど、流行の歌はほとんど聴いてないので。作詞がどういうものなのかあまり分かってなかったみたいなんですよ。でも、文字を仕事にしている人ですからね。1、2曲くらい浜田さんにアドバイスもらったら、もうこの詞が出てきてびっくりしちゃいました。

Rolling Stone Japan 編集部

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