斉藤壮馬が語る新章 エモと『おジャ魔女どれみ』が共存する音楽の沼

斉藤壮馬(Photo by Masato Moriyama, Styling by Yuuki Honda, Hair and Make-up by Shizuka Norimoto)



「Summerholic!」の狂気

ー「Summerholic!」もそうですよね。パッと聴いた感じは「夏!」って曲ですけど、歌詞を読めばそういう単純な内容でないことが分かる。

斉藤:歌詞の塩梅みたいなのは一番気をつけてるかもしれないですね。もちろん強烈なメッセージがあって、それをストレートに発信することで心地よくなることもあると思うんです。それによって感動もするだろうし。でも自分がやってる音楽はそうじゃないから、露骨すぎず深くなりすぎず、ちょうど半々ぐらい。ポジティブというか、そのまま素直に楽しんでくださる方と、考察を含めて楽しんでくださる方とどっちもぶつかり合わずに、どっちの楽しみ方もアリ!みたいな風に思ってもらえたらいいなって思っているので、歌詞には気を配ってますね。

単語ひとつの違いで意外と変わってきたりするじゃないですか。「この水は」って言うのか、「この森は」って言うのかみたいな。そういう部分は毎回試行錯誤しながら考えているかもしれないです。だからレコーディング当日に歌詞を変えまくることもよくあって。変わること前提だから歌詞も最近は事前にプリントしなくて、現場で最終確認いいですか?ってやり取りがあって、そこで初めてプリントされる。でも「あ、やっぱりちょっと直していいですか?」っていうこともあったり(笑)。それくらい細かい調整を最後の最後まで対応してくれるので、本当にありがたいチームだと思ってます。



ー曲のアレンジに関してもそうなんですか?

斉藤:演奏は先に録ってたらできないですけど、ヴォーカルまわりに関しては好きにやらせてもらっています。現場でハモリをみんなで作ったり、それがバンドっぽくて楽しい。最近はギターを持って弾きながらコミュニケーションすることも多くて、キーボード叩いて「この音をここだけマイナーで当てた方が、 都会的でおしゃれじゃない?」「じゃあ、それ歌ってみましょうか」みたいな。本当にチームで作っている感じがすごくあって、「ペトリコール」の“ほほえみ~”の部分もレコーディング当日にみんなでいろいろ試しました結果です。最終的にエンジニアの林さんと僕が、たまたまこれが一番ハマるんじゃないかと思ったのが一緒で、結局それになったんですけど。

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