三浦大知が今こそ語る愛の話、27作目のシングルで到達した新境地

心を柔らかくしてくれるものを作っていきたい

―以前のRolling Stone Japanのインタビューでこんなことをおっしゃっていました。「自分の思いの根底にあるのは『オリジナルな存在になりたい』というのと、あとは『誰かにとっての気づきになるようなエンターテインメントを作りたい』ということ」。それを踏まえて現在の自分を見てみるとどうですか?

思いとしては変わらないですね。このシングルの曲も、聴いたことで自分になかった視点が1人でも生まれてくれたらいいなと常に思ってます。自分もそういう体験に救われてきたところがあるから。誰かの考え方に触れて自分になかった価値観を知ることで、それまでの自分の視点がちっぽけに見えて心が楽になる。その体験ってすごく人生を豊かにする気が俺はしていて。何かに気づいた時って自分の心を柔らかくしてくれる。そういうものを作っていけたらとても幸せです。

―実際にそれができているなという手ごたえはありますか?

「曲を聴いて心が楽になった」とか、逆に「三浦大知は歌でこう言っていたけど私の価値観ではこうだな」というのも1つの気づきだと思うのでいいんです。そういう言葉を少なからず言っていただけているので、この思いで作り続けて間違ってないんだなと感じていますね。


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「Antelope」
三浦大知
エイベックス
発売中

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