syudouが語る「ボーカロイドとヒップホップ」

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syudouが音楽に目覚めたきっかけ

―もともとsyudouさんは、どんなきっかけで音楽に目覚めたんですか?

syudou:家族はみんな音楽好きだったんですけど、特に5つ上の姉がASIAN KUNG-FU GENERATIONやBUMP OF CHICKENをよく聴いていて、そこから自分でも掘っていくようになりました。中学で吹奏楽部に入って打楽器から練習し始めたんですけど、家にはピアノやギターが普通にあったので「ドラム以外の楽器もやってみるか」と思って触るようになって。それからインターネットでネットカルチャーに目覚めつつ、宅録にハマって今に至る感じですね。

―吹奏楽部に入ろうと思ったのはどうしてですか?

syudou:中学は部活に入るのが必須だったんですよ。運動系というノリじゃないし、思いっきり文化系というかパソコン部みたいなのもオタクキャラのまんまでヒネリがないなと(笑)。仲良い友人は卓球部にたくさんいたけど「モテないしなあ」って。それでバランスを鑑みたら、女の子がたくさんいる吹奏楽部かなと。

―はははは。吹奏楽部に入ったことで、楽曲の構造的な部分が学べたところもありました?

syudou:今思うと、かなり勉強になっていました。最終的に部長になったので、全体のスコアを見る機会も多くて。そうするとどの楽器がどう動くのかも把握できるようになり、それが今のアレンジにも活かされていると思います。

―リズム楽器をやっていたのも、楽曲を俯瞰する上で大きかったのでは?

syudou:めちゃめちゃデカかったです。ドラムは「レイヤー」の概念なんですよ。キック、スネア、ハイハット……と重なっていくのはDTMと同じ。だからDTMにもすんなり入っていけたんでしょうね。

―本格的に音楽制作を始めたのはいつ頃?

syudou:高校二年生くらいからですね。僕はだらだらやっていた時期が結構長いんですよ。ネットに上げては消してを繰り返していたから正確に把握はしていないんですけど、今やっているような音楽性とは全然違うこともやっていました。それこそ初期は、技術こそないけど人気は欲しくてネタ曲なんかも上げていましたね。

とにかく「音楽」が作れればバンドでもボーカロイドでもなんでも良かったんです。大学生の頃は職業作曲家を目指していましたし。ただ、いかんせん自分の性格上、デモテープを送って「こうしたらいいよ?」みたいなことを言われると「お前に俺の何がわかるんだよ?」なんて思っていたんですよね、自分から応募しておいて(笑)。「ああ、俺はきっと人に合わせるのは無理だな」と思いながら、どうにか続けているうちに今のポジションに落ち着いた感じです。

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