BTS独占ロングインタビュー完全翻訳「世界にポジティブな影響を与えたい」

ローリングストーン インド版の表紙を飾ったBTS(Photograph courtesy of Big Hit Entertainment)


ーBTSの社会奉仕活動への取り組みはとても有名です。国際連合児童基金(ユニセフ)とタッグを組んだLove Myselfキャンペーンは、その代表例ですね。社会奉仕活動に取り組むようになったきっかけは何ですか? 人に与えるというメッセージを今後はどのように広めたいと思っていますか?

RM:音楽であれ行動であれ、僕らは、かねてから世界にポジティブな影響を与えたいと思っていた。ユニセフのLove Myselfキャンペーンのようなパートナーシップのおかげでこの気持ちを広められたことに感謝しているよ。たくさんのチャリティ活動に参加しているARMYのみんなにもお礼を言いたいな。

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ーここからは、それぞれのソロ活動やハマっていることについて少し話していただきましょう。SUGAは、プロデューサーおよびソングライターとして多彩なアーティストの楽曲を手がけてきました。BTSのアーティスト兼プロデューサーのSUGA、ソロ名義のAgust D、EPIK HIGH、Suran、Heize、IUといったアーティストのプロデューサーとしてのSUGAの楽曲をどのように区別しているのでしょうか? それぞれの音楽のアプローチ方法に違いはありますか?

SUGA:この3つの役割がフォーカスしていることはそれぞれ違うから、アプローチ方法に違いがあることは間違いないね。BTSのメンバーとしては調和に、Agust Dの場合は音楽の荒削りさに、他のアーティストの場合はプロデューサーとしてマス市場における人気にフォーカスしているよ。

ー今年の5月に「The Philosophy of Agust D(Agust Dのフィロソフィー)という記事を執筆したのですが、そこではファンにとってAgust Dがどのような存在で、それが私たちの世代と社会のなかでどのような意味を持っているかを考察しました。あなたにとってAgust Dとは、どんな存在ですか? カタルシスのツール? 人類の救世主? それともまったく別の何かでしょうか?

SUGA:Agust Dは、僕という人物の一面に過ぎないよ。ひょっとしたら、本当の僕をより正確に表現する存在かもしれない。これは、僕が思っていることを自由に表現するための色んな方法のひとつだから、そこまで深く考えていないんだ。


「BTSがファンのみんなの人生を変えたと言う一方、みんなのおかげで僕らの人生も変わる。僕らが伝えることばと音楽の重みを理解することができて心から感謝しているよ」——SUGA。Photograph courtesy of Big Hit Entertainment

ー個人的には、ミックステープ『D-2』(2020)に収録されている「People」が大好きです。この楽曲は人間がいかに無常な存在であるか——とりわけさまざまな経験を経て変化する人間の姿を歌っていますね。ここ数年であなた自身が変わった、あるいは進化したことで、特に誇らしく思っていることはありますか?

SUGA:僕らはみんな変化する。でも、当初の目的とか色んなことに固執しないといけないと言って変化を悪いものだと主張する人もなかにはいるよね。変化は人間にとって自然なもので、それがポジティブである限りは良いものだと思う。こういう考え方ができるようになれたことが嬉しいな。

ー歌のスキルアップとギター練習に取り組んでいると言いましたが、きっかけは何ですか? 進捗はどうですか?

SUGA:ずっと聴いてきた90年代のフォークミュージシャンみたいになりたいってふと思ったんだ。特定のジャンルに限定する気はないよ。もっと年を重ねたら、弾き語りができるようになりたいなって。ほんとそれだけ。

Translated by Shoko Natori

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