a crowd of rebellionが最新作で表現した人間への反逆

a crowd of rebellion(Photo by kenta sotobayashi)


ーリリックはもちろん、サウンドからも物凄いエネルギーを感じます。特に「Under The Split Tree」と「SLANDER.」は上音の展開とインパクトが凄いですね。

丸山:これはもうパンチですね。「Under The Split Tree」と「SLANDER.」はメタルを意識してます(笑)。とにかくパンチがあるリフやら音を詰め込んで、聴いた時にうわ! ってなるサウンドを込めました。

ー『Zealot City』という作品タイトルも象徴的ですけど、これはどういうところからきたものですか?

宮田:「狂信者の街」って意味なんですけど、僕と亮輔はいつも「人間とは何か?」っていうテーマで話をしてるんですよ。大体機材車の中でふたりで後ろに座っているんですけど、必ずそういう話題になっていって、他のメンバー達は始まった始まった... みたいな感じでイヤホンを付け出すんですけど(笑)。

(笑)

宮田:そこで話していたことが、「人間って、人間自体に宗教的すぎる」ってことで。

ー宗教的過ぎる?

宮田:そう。人は無意識に人間を信じすぎてる。教育でも、人間とは素晴らしいものです、あなたは素晴らしい存在ですっていうことを伝えている感じがしてて。それって凄く人間に対して盲目的だし、狂信的だよねってことですね。

ーなるほど。

小林:人間は美しいとか、希望があるって言い過ぎてるから、いじめや差別、カーストができるんじゃないかなって思うんです。

宮田:それが悪いって言ってるわけじゃないんですけど、たとえば自殺をなくそうとか、白色だ黒色だ、黄色だ赤だって偏見をなくそうって言うなら、1回人間というのを考え直した方がいいんじゃない? って。俺達のひとつの意見として、まず人間が素晴らしいっていう考えを改めたほうがいいんじゃないのかなっていうことですね。みんなクソなんだから、誰が上になろうが、俺もお前もクソなんですよっていう。



ーそれが歌詞とタイトルに表れていったと。

宮田:人間はクソです、じゃあそれをちょっとでも良くするためにみんなでどうしていきましょうか? っていう話から始めた方がいいんじゃないかっていうことですね。で、いつもそういう話をしているんだから、だったらもう今回のアルバム・タイトルもその感じにしちゃえばいいんじゃない? ってところで『Zealot City』に決めました... ただ、それではあまりにも媒体の人などには言いづらいかなと思ったので、ダブルミーニングとして「自分達の音楽に、僕達はとても狂信的です」っていう意味もあります。

ー媒体向けの配慮まであるんですね(笑)。何かを問い直すようなリリックが鮮烈に響く作品だと思います。

小林:人を信じ合うってどうなのかなあって思いながら書いていったので。僕らが書いた歌詞って、物体と物体が触れ合っている描写が結構あるんですけど、結局本質的な部分は離れていってしまっている情景の曲しかないんですよね。正直、ハッピーな曲はひとつもないと言っても過言ではないです。

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