ーシチュエーションコントの題材っていうのはどこから浮かんでくるんですか?飯塚:やっぱり日常から拾ってくることが多いですね。楽屋で3人で喋ってたときに誰かが言ってた面白いことをメモとったりとか。3人だけじゃなくてもマネージャーとかスタッフさんとか、テレビを観ている時とか色々な場面から考えることは多いです。気づいたらやってますね。
ーネタを書き始める時には、角田さんと豊本さんをどういうキャラにしていこうっていうのも浮かんでくるんですか?飯塚:そうですね。2人は浮かびやすいから、当てはめやすくて助かります。他の人とはそんなにやったことはないですけど、こんなにやりやすくはいかない気がしますね。他の人じゃ自分のやりたいと思ったことを、簡単に具現化できないと思います。この2人は早い。
角田:飯塚さんとはずっと一緒にやらせてもらってるから、やっぱり誰よりも見てくれてるんですよ。だから飯塚さんが俺たちの普段のキャラに当てはまるように書いてるんです。ちゃんと僕らを理解をしてくれてるということだと思います。
角田晃広(画像右)豊本:なんならコントの題材がもう我々本人のこともあるわけですからね(笑)。
飯塚:楽屋の時の方が生々しくて面白かったなってこともあるくらいですからね。コントにするともう演じちゃってるなみたいな(笑)。
ー演じるっていう話で言うと、やっぱりコントである以上、演技力も必要になってくるわけじゃないですか。演技力はどこで養っていらっしゃったんですか?飯塚:僕はそもそも演じたことがなくて、全部自分なんですよ。ネタの中でも、自分だったらどう言うかなっていうのがあるんですけど、2人はちゃんと演じてるもんね?
豊本:自分を演じてるってそんなに大袈裟ではないですけどね(笑)。キャラクターを作ってやらないといけないっていうイメージはあるんですけど、飯塚さんが書いてくるネタって生々しくて面白いって思っているので、よりリアルになる加減をしようとはしてますね。
角田:東京03のコントでの、最初のフリの部分で先生とか親父とかのキャラを見せる時があるじゃないですか。僕はそういう雰囲気に入り込んで、それっぽい感じでやるのが大好きっていうのが根底にありますね。