矢沢永吉、2000年代以降の作品を辿る

そしてもう一つ、2022年のデビュー50周年。この時、ドームをパラパラとやろうと思ってる。つまりドームツアーですね。2022年、矢沢さんのドームツアー楽しみにしましょう。本日最後の曲、『STANDARD~THE BALLAD BEST~』の「A DAY」。1976年、2枚目のアルバムのタイトル曲のライブバージョンです。2017年、68歳のライブです。

A DAY / 矢沢永吉

FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」2020年10月矢沢永吉特集Part4。今年がデビュー45周年、10月21日に『STANDARD~THE BALLAD BEST~』をリリースした彼の軌跡を辿る1ヶ月。今週は21世紀以降編でした。今流れているのは、後テーマ曲で竹内まりやさんの「静かな伝説(レジェンド)」です。

4週間、45年分いかがでしたでしょうか? かなりイメージが変わったと思っていただけると、特集した意味があったかなと思っています。特に洋楽ファンの方たち、矢沢さんをどう見ていたのかなと思うんです。洋楽ファンの方は洋楽に対しての憧れや尊敬も強く、日本のミュージシャンについては額面通りに受け取ってもらえない、入り口で弾かれるケースもあります。そういう人にこそ、矢沢永吉ってそうだったんだ! と思っていただけると嬉しいです。どんな方もあのアーティストには第一印象でやられた! という経験をお持ちでしょうが、私も1972年12月16日、キャロルを初めて見た日を忘れません。もちろん次元も違うし、闘ってきたものやスケールも比較になりませんが、同じ時代を生きてきたな、という感じもあって、こういう特集をできたことに改めて感謝したいと思っております。矢沢永吉は、頑張る気にさせてくれるアーティストです。ロックンロールは永遠です。



<INFORMATION>


田家秀樹
1946年、千葉県船橋市生まれ。中央大法学部政治学科卒。1969年、タウン誌のはしりとなった「新宿プレイマップ」創刊編集者を皮切りに、「セイ!ヤング」などの放送作家、若者雑誌編集長を経て音楽評論家、ノンフィクション作家、放送作家、音楽番組パーソリナリテイとして活躍中。
https://takehideki.jimdo.com
https://takehideki.exblog.jp

Rolling Stone Japan 編集部

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