現代はハーフタイムが覇権を握っている時代? 鳥居真道がトラップのビートを徹底考察

アリアナ・グランデの新曲「positions」のMVを「スクショで良いのでは?と思いつつMVをスマホで撮影したもの」

ファンクやソウルのリズムを取り入れたビートに、等身大で耳に引っかかる歌詞を載せて歌う4人組ロックバンド、トリプルファイヤーの音楽ブレインであるギタリスト・鳥居真道による連載「モヤモヤリズム考 − パンツの中の蟻を探して」。前回のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの楽曲のリズムの考察につづき、第17回はトラップ音楽のビートの捉え方を考察する。

先日、アリアナ・グランデが新曲をリリースしました。「positions」という曲です。米大統領選の候補討論会の後に自らが大統領を演じたMVを公開したことで話題になっています。



虫の鳴き声がループとして使われており、どことなく風流です。イントロおよびヴァースの上モノは弦楽器が使用されていて、わりとエレガントな響きですが、やはりベースが凶暴。言うまでもなく一般的なエレキベースでは出せない音域で、ボリュームを上げないとよく聴こえないかもしれません。

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