真心ブラザーズが語る、デビュー32年目にして極めた自然体

ー例えば最近は、どんな新しい方との出会いがありましたか。

YO-KING:ここ2、3年で言うと、又吉(直樹)君とか、あいみょんとかね。もし神様がいるんだとしたら、神様ってちょっとひねくれてて。新しい人と会いたいって言うと会わせてくれなくて、もう知り合ってる素敵な人たちと、「この人たちだけで一生遊べるわ」って遊んでいたらなんか新しい人と出会えるとか。そのSM感というか(笑)。そういうのは、これだけ生きてると感じますね。

ーあいみょんさんに感化されたりすることもあるわけですか。

YO-KING:あると思いますよ。もう、いろんな良いところを真似したい(笑)。

ー前に、YO-KINGさんが「クリエイターにとって飽きることはすごく大事なことだ」って言ってるのをどこかで読んだんですけど。

YO-KING:ああ~、言ってましたね、それは。

ー飽きるからこそ、良い曲が生まれるのかなと。いろんな人から刺激を受けてそっちの方向に行ってみるとか。

YO-KING:そうですね。飽きたら次、飽きたら次、というのは、僕は普段の生活でも心がけているので。やるべきこととやりたいことをとにかくガンガンやっていこうというのは、日常で思っているんだけど、例えば本を読むとかレコードを聴くとかヨガをやるとか、家の周りを800mだけ走るとか、いろいろあるんですよ。

桜井:せめて1kmまで行けばいいのに(笑)。あと200m。

YO-KING:いや、800mって決めてるわけじゃなくて(笑)、結果的に800mぐらいじゃないかな? みたいな。家の周りを3ブロックぐらい、歩くと走るの間の、やや走り気味ぐらいの感じで(笑)。

桜井:“ちょっと急いでる人”みたいな。

ー自分に負荷をかけない程度にやる、と。

YO-KING:そうそう。その日いろいろやることに影響が出ない程度に走ってます。それもやっぱり、3kmも走っちゃうともう飽きちゃって「明日はいいや」って思っちゃうタイプだから。自分のタイプをよくわかってるんですよ。ちょっとずついろいろやるのが好きで、そのちょっとずつのサイズが自分に合っていたら、10年、20年、30年、40年、やり続けるの。ず~っと泳いでるし。だから、「自分が楽しいと思える量」を見極めるって大事ですよね。

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