錦戸亮、初のオンラインライブを控え前夜祭開催「一人きりの武道館で伝えたかったこと」

錦戸亮(Photo by 田中聖太郎)



スタンド席でも弾き語りを披露

「では、聴いてください」と一言添えて、「キッチン」「ヤキモチ」と、日常描写ソングを続けて歌う。ときに目を閉じ、口元に笑みを浮かべ、まっすぐカメラを見つめながら。間奏での口笛かすれ具合に思わず照れ笑いしてしまうのも、ファンクラブ会員限定ならではなのかもしれない。

「はい、すみません! 間違えまくっていますけど、このまま続けたいと思います。すみませんっ!」「それでは、次。最近の僕の好きな歌、うたいます」

【画像】ギター一本で弾き語りライブに挑戦した錦戸亮(写真7点)

ファンミーティングでも披露した、吉幾三氏の名曲「と・も・子」。東北弁での漫談ソングは、芝居と歌の両方で、卓越した表現力を見せる錦戸亮の二刀流っぷりが堪能できるナイスなセレクト。何年も歌ってきたかのような、熟れた歌唱を終え、「誰もいない武道館、いつもではできないやり方をしてみようと思うので、少々お待ちください」と、ステージを降りて、廊下へと出ていく。階段を上がる彼をカメラが追いかけ、着いた先は、なんと3階のスタンド席。「SのEの31。ここからお届けしたいと思います」と「code」へ。歌う場所を変えていくのも、ひとりという身軽さゆえにできるライブスタイルだ。途中で「あ、違うなコレ」と間違えて即やり直すあたりも生な感じがして、視聴者はうれしかったのではないか。歌い終わると「アハハハ!」と笑い、「ひとりって孤独やな〜。間違えても誰も笑ってくれん」とぼやく。

さらにあらゆる角度でドローンが撮影してくれたのは、赤西仁の「ムラサキ」を歌う錦戸亮の姿。「code」からの「ムラサキ」という流れも、ファンクラブ限定ならではのキラーセットリストだと言えるだろう。

「よし! じゃ、また下に戻って歌いたいと思います。移動します!」と席を立ち、再び移動。ステージに戻り、しっとりとしたイントロで始まる「狛犬」を。武道館のまん中で、温かみのあるオレンジ色のライトに包まれ、強く、太い声で届けてくれた。光の柱に囲まれて届けてくれた新曲「コノ世界ニサヨウナラ」は、初披露ながら演奏がギター一本というだけあって、歌詞がすんなり入ってくる。

「ホンマはツアーとかできたらよかったんですけど、これはこれでよかったんじゃないかなと思います。また、遊びに来たくなるような僕でいられるように頑張りたいと思いますので、この先もよろしくお願いします」と語り、ラストの曲へ。「オモイデドロボー」を軽快に笑顔で歌い終わると、安堵の表情で「ありがとうございました!」と挨拶。「また近々、会える日を作りたいと思います。バイバイ!」と手を振り、ステージを降りてアリーナを後にした。

8日には一般向けに『不撓不屈』と題した無観客オンラインライブを開催する。その名の通り、孤軍奮闘で前夜祭をやり遂げた彼が見せる、次なるステージとは。錦戸亮と武道館が織りなす、新たな音楽の歴史を見届けるべし。

錦戸亮 ONLINE LIVE “不撓不屈” at 日本武道館
https://lp.tiget.net/ryo-nishikido-online-live-2020
開演:19:30〜 ※チケットは20:00まで販売中

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