ーもう半年ほどコロナ禍が続いていますが、音楽活動のしにくさも感じてますか?田井:ライブをしてお客さんの反応があるからこそ、モチベーションを保てるっていうのはどのバンドも共通してあると思うんです。それがないとモチベーションはもちろん下がりますし、やっぱり致命的だなとは思います。でも僕らに関しては、割と前向きに考えてるというか。ライブはできなくても曲やMVは作れますし、配信とかで頑張っていくしかないなっていうのは感じてますね。
ー確かに、前向きに捉えると作曲など創作活動の方に集中できる良いタイミングではありますね。田井:そうですね。あとは音楽の存在意義とか、なんでバンドやってるかって考える機会が多くなったというか。そこで素面に戻っちゃうから、最近バンドの解散とかメンバー脱退のニュースをよく見るのかなと思います。そういう意味で、素面に戻ったら終わりやなっていうのは思ってます。音楽は生産性がないって言われたらそれまでなんですけど、それしかできない4人なんで、やっていくしかないなって思ってます。
大石:コンテストで優勝しても延期・中止になったり、PULPSってコロナの影響を肌身に痛感したバンドの一つでもあると思います。でもそこまで凹まなかったんですよ。例えば、台風がその日だけ直撃したとか言ったら、なんてツイてないと思うんですけど、世界中が困ってる状況なんで。凹んでてもしゃあないな、何かせなって思ってリモートで撮ったカバー動画をSNSに上げたりとか、なにかしらバンドとしてやっていかなあかんと思ってます。
ー新型コロナウイルスの影響でBattle de eggもツタロックもグランプリを獲得したのに、ライブとかは飛んじゃいましたもんね。受賞された時はどんな気持ちだったんですか?田井:今年入って立て続けにグランプリ取れて今年は勢いあるぞ! っていう矢先だったのでショックでしたね。
ーBattle de eggは昨年もファイナルまで進んでいましたよね。大石:そうなんです。ファイナルまで行ったけど勝てなくて、2度目の挑戦でしたね。
地本:ここまでだと誰かの陰謀説を疑いますよ(笑)。