THE HEARTLANDの解散と佐野元春&The Hobo King Bandの歩み



田家:『MOTOHARU SANO GREATEST SONGS COLLECTION 1980 - 2004』の全曲解説には、アルバム『THE SUN』の話をしたら夜が明けてしまうと、お書きになっていました。

佐野:まあね。色々とあるんだよ。でも前進してきた。

田家:夢見ることは誰にも止められないという歌詞もありましたが、それがメインポイントかもしれませんね。

佐野:それがメインポイントだ。

田家:(笑)。全曲解説では、10代の時は有神論と無神論に引き裂かれていたということもお書きになっていましたが。

佐野:それは買ってくれた人が読むときの楽しみに取っておきたい。

田家:あまりそういう話をされていると思っていない方も多いでしょうし。

佐野:まあね。40周年だから。

田家:アルバム『THE SUN』が「太陽」で終わっているのは、これが一つの区切りでたどり着いたという感じがあったと思っていいですか?

佐野:続きをお楽しみに、という感じ。

Kickin’ Asphalt / Duane Eddy

田家:FM COCOLO「J-POP LEGEND FORUM」佐野元春40周年Part3。90年代から2000年代編です。今月はいつもの後テーマ曲、竹内まりやさんの「静かな伝説(レジェンド)」はお休みにして、Duane Eddyの「Kickin’ Asphalt」が流れています。これは佐野元春さんがずっとやられていたラジオ番組「元春レイディオ・ショー」のテーマソングでした。この話をしなければいけないのですが、佐野さんは「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」というプロジェクトをやられていますが、どういう活動をされているのでしょうか?

佐野:今はコロナ禍です。ミュージシャンや音楽制作をしている人たちは皆困窮している。この状況がやがて晴れて、また僕らがコンサートできるようにいつも通りできるようになったときのために、今は夢と力を蓄えておこう。そういう気持ちを込めて、「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」というプロジェクトをやっている。

田家:具体的にはどういうことをされているんですか?

佐野:映像配信したり、アパレルメーカーと組んでグッズを作って、その収益をミュージシャンや音楽製作者に還元しようというプロジェクトです。

田家:先日、『ナポレオンフィッシュ・UK レコーディング・ドキュメンタリー』というレコーディング・ドキュメンタリーの映像が発見されて有料配信されました。

佐野:通常チケットと寄付金付チケットがあるんだけど、寄付金付チケットを購入してくれた方も多かった。皆さん意識が高いです。ありがとうございます。

田家:こういう企画がこの後もシリーズとして続いていくわけですよね?

佐野:年末まで毎月やっていくつもりです。色々な企画で配信やっていきます。

田家:どんな企画をやるのか、今言えることはありますか?

佐野:ウェブを見てください。

田家:来年はどんな状況になっていると思われますか?

佐野:全く予想つかない。でもその日のために「SAVE IT FOR A SUNNY DAY」。

田家:来週は21世紀の話を続けるわけですが、来週はTHE COYOTE BANDの話、そして佐野さんは50代に入ります。年齢はあまり関係ないですか?

佐野:自分でもそう思ってるでしょう?

田家:思ってます(笑)。来週もよろしくお願いします。

佐野:よろしくお願いします。



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