10-FEETが明かす、寂しさや悲しさを乗り越えたくなる「歌」の力

10-FEET


―NAOKIさんとKOUICHIさんは歌詞に込めたTAKUMAさんの思いを受け止めながらのレコーディングだったんじゃないかと思うのですが。

KOUICHI:上がってきた歌詞を読んだ時に確かに山あり谷ありだなって思いましたね。ただ、ドラムのレコーディングは歌よりも前だったので(笑)。歌詞から受け取った思いはツアーで込めたいと思います。

NAOKI:この曲は楽器も歌っているイメージがあるんですよ。だから、一緒に歌っているような感覚を持ってプレイできる曲でもある。全曲そうなんですけど、この曲は特に歌を演奏で引き立たせることができると思うんですよ。その分、感情が入りやすいので、ツアーで演奏するのが楽しみですね。


KOUICHI

―そんな「シエラのように」ともう2曲、メロコア調の「彗星」と「あなたは今どこで誰ですか?」が収録されていますが、この2曲をカップリングに決めたのは、どんな理由からだったんですか?

TAKUMA:「彗星」に関しては、ほんま現場で、レコーディング直前にトライして、「あなたは今どこで誰ですか?」もそうなんですけど、これは元々、アコースティックの弾き語りっぽいバラードで、ずいぶん前からあったんですよ。自分のネタ帳の中に。それがわっとその時、こうしたら良くなるなってイメージできたんです。そんなに時間もなかったんですけど、やってみようって3人でバーンってやったら、ほんまに頭で鳴っていたとおりになって、そういうのがうまく行かないことも過去には多々あったんですけど、これはけっこうガシッと来ましたね。

―「彗星」の歌詞は、自分たちのバンドのことを歌っているようにも聴こえて。

TAKUMA:うわ、そう思ったらすごい歌詞に思えますね(笑)。でも、違うんです。ただ、僕らももちろん、仲がええ時、悪い時なんてツアーの短いスパンの中でもあるし、この20年間、いろいろなことがあり続けているし、そこで学んできたこと、変わってきたこともいっぱいありますから。それを言い出すとね、自分らの日常生活とか、家族とかの時間とか、それらも全部含めて、自分の血液の中に流れていると思うんです。そんな僕が書いた歌詞だから、ここにはメンバーのことも入っているような気もするし、親父のことも入っているような気もするし。ただ、そんなに考えたことはなかったですけど、そのへん伝えるのはなかなか難しいですね。

―聴く側が自由に受け取っていいということですよね?

TAKUMA:そうですね。でも、これはこうなんだよとか、「彗星」の《心の奥》っていうのは、十二指腸の奥の、あのビロビロの、あっこやねんって絶対言いたい時は言いますし、言ったほうがいいと思いますし(笑)。いや、「彗星」の《心の奥》はそうじゃないですよ。《心の奥》は、ただ《心の奥》なんですけど、たとえばね、シエラって昔つきあってた彼女やねんって、いや、違いますよ。違いますけど、そういうのがあればね、言いますけど。

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