SUGIZOが今だから語る、仲間たちとの出会いと「ライブアルバム」にこだわった理由

人生の友、TAKUROについて

-TAKUROさんとも長く一緒にいる仲だと思うのですが。

人生の友ですね、彼は。

-何をきかっけにTAKUROさんとそこまで結びつきが強くなったんでしょう?

自然とそうなった感じかな。GLAYはデビュー当時からの付き合いで、当時は同じレーベルの先輩・後輩みたいな関係だったんだけど、彼も物怖じしない性格だからグイグイ来るんですよ。その感じが僕と似ていた。この前TAKUROと本(『CONVERSATION PIECE ロックン・ロールを巡る10の対話』)で対談したんですけど、そこで何十時間も語り合って思ったのが、実はTAKUROと僕は真逆なんですね、資質が。とても計画性があるTAKUROと、実はすごく感覚だけで動いちゃう僕。“こんな感じでいいんじゃないですか?”っていうユルいTAKUROと、絶対にそれは許さないストイックすぎる僕。家族や友人を最も大事に思うTAKUROと、人間関係がぶち壊れても自分の表現に邁進しちゃう僕。「よく一緒にいるよね」って話していたんだけど(笑)、そこがいいのかなって。

-ギタリストとしてはTAKUROさんってどんな存在ですか?

近年ギター弾きとしてすごく良いんですよ。90年代はソングライターとして素晴らしかったんだけど、この10年くらいはとにかくギターフェチ。良いタッチ、良い音、良い表現をギタリストとしてもっと極めたいという純粋なギター小僧欲が今TAKUROの中にものすごく強くあって、その感覚がまた、僕と合うんですよね。ギタースタイルは全然違うんですけど、ギタープレイヤーとしてもっと極めたいという欲望は同じなので、ギター話はよくしますね。

-ぜひギタリスト対談を! で、2日目のもう1人のゲストが清春さん。

清春とも古いですね。黒夢がデビューする当時だから93年とか94年とかですかね。実は黒夢を紹介してくれたのはhideさんだったんですよ。「SUGIZO、最近良いバンドが若手でいるんだよ。クロイユメって言うんだけどさ」って(笑)。ちょっと見に行ってみようってなって、黒夢が新宿ロフトでワンマンをやった時に行って、その時に初めて挨拶して。それ以来、近からず遠からずな関係が続いていたんですけど、急激に仲良くなったのはLUNA SEAが1回終幕した後くらいからだったかな。僕が清春のライブを見に行ったら急遽1曲参加してよって言われて、いきなりリハ無しで出たこともありましたね。

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