ラッパーLEX、人生の喜怒哀楽を込めて仲間と作った『LiFE』

ーでは、今作の『LiFE』で描こうとしてたことは、ずっと自分の頭の中にあったことなんですか?

『LiFE』は衝動というよりも、ちゃんと構築された感じがありますね。前のアルバムとは完全に違って、人生に起こる喜怒哀楽とか表現したいと思って。悲しいとき、楽しいときを全てギュウギュウに詰めたいと思っていたら、17曲になっちゃったんです。「Sexy!」が完成した時から、アルバムを作ろうっていうスイッチが入ったというか。「Sexy!」が自分的に今作の土台になった曲だから、何か意図してたものっていうよりは閃いた感じです。「Sexy!」じゃなくて別の曲があったら、全く別のアルバムになってるかもしれないですね。



ーアルバムを作ってる途中からコロナの影響が出始めたと思うんですが、制作プロセスの影響はありましたか?

こんなに大きなゲスト達を呼んだアルバムも今回が初めてだったけど、それもリモートでやりとりをして。実は前回のアルバムに参加していた方たちも皆リモートでデータのやりとりをしているし、僕は基本的に一緒にスタジオに入って曲を作るってことは少ないと思います。全部家でやっちゃうので、むしろちょっとやりやすかったかなってくらい。

ー普段、逆に客演で参加するときはスタジオに行ったりするんですか?

行くときもあるけどだいたい家ですね。友達のラッパーとスタジオで遊んでいてそのまま作ることもあるけど、基本的に家から曲を作ってます。

ープロセスもそんなに普段と変わらなかったと。

とりあえず音を作ることに集中していたんで。機材どうこうより、自分の表現の仕方とか歌詞の書き方だった。それはだいぶ変わってきたし、すごくクリーンになったと思います。今回のアルバムはすごくクリーンで、何か無駄なものが削ぎ落とされたような感じがします。多分それは自分の性格の変化だと思うんですけど。

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